常盤平が2位

県中学駅伝小金は3位に

第66回千葉県中学校男子駅伝大会(6区間・18・79キロ)・第30回千葉県中学校女子駅伝大会(5区間・12・74キロ)が1日、県立柏の葉公園総合競技場で行われ、男子では鎌ヶ谷五中が優勝。全国大会(12月13日、山口県)への出場権を獲得した。松戸市から出場した常盤平が準優勝。小金が3位に入り、両校を含む上位5チームが29日に同競技場で行われる関東駅伝に出場する。

最終6区で2位争いをする小金中の山﨑雄大君と常盤平中の安田博登君の写真▲最終6区で2位争いをする小金中の山﨑雄大君と常盤平中の安田博登君

栗ヶ沢は8位入賞。松戸六中は16位だった。女子は松戸一中が6位、常盤平が8位に入賞。松戸四中が9位、小金南が15位、松戸六中が21位だった。一中で1区を走った石川英沙さんが区間賞を獲得した。

男子の鎌五は、1区、2区を2位で通過し、3区で首位に立つと、最後まで抜かれることなく優勝を果たした。

松戸の2校は徐々に追い上げ、小金は3区で2位に浮上すると4区の田中駿貴君が、500メートル地点で先頭の鎌ヶ谷五中を抑えて、一時トップに立つ場面もあった。小金は6区途中まで2位を保ったが、競技場に入る前に常盤平のエース安田博登君が抜いて、常盤平が準優勝、小金が3位となった。

小金は2区板倉颯大君、3区佐藤一世君の2人が区間賞、常盤平は6区安田博登君、栗ヶ沢中は5区成島航己君が区間賞を獲得。特に栗ヶ沢の成島君は、区間新記録だった。また、松戸六中の2区小出穣君は、小金の板倉君に次ぐ区間2位の力走を見せた。

常盤平の髙瀬一郎監督は「優勝をねらっていたので、残念だったというのはある。力はだいたい出し切ったので、勝負は勝負ということで結果は受け入れています。(鎌五に)先に走られてしまったので、慌てましたね。最後は12秒差ですが、相手も追いつかれれば引き離すだけの力を残していたと思うので、20~30秒差はあったんだろうと思います。関東駅伝では優勝を目指しますが、ほかも強いのでなんとも言えない。鎌五が県で出したタイムは上回りたいと思います」と話した。

副キャプテンの唐住大介君は「県駅伝では鎌五との差をもっと詰めたかったんですが、5区までで目標としていた30秒から50秒まで離されていたので、ちょっと厳しかった。最後(安田)博登が抜いてくれたので、2位という結果で終わることができました。1位になれなかったのは悔しいですけど、関東駅伝では優勝目指して頑張っていきたいと思っています。まず自分がしっかり走ってチームに貢献し、鎌五を倒しに行きたいと思っています」と話していた。

1区を走った安田優登君は「みんながベストを出せば優勝できたと思うので、悔しい。当日は少し疲れがたまっていて調子はあまりよくなかった。関東では区間賞をとりたい」と話した。

6区アンカーで区間賞をとった安田博登君は「自分の走りはベストに近いかたちでよかったが、チームとして勝てなかったから悔しいです。関東でもいい走りをして優勝したい」と話した。

小金の市川正人監督は「57分台で走れたので、想定した目標記録とほぼ同程度で、しかも全国大会出場者が1人もいない中で、区間賞2つを獲得し、3位入賞は東葛駅伝同様、ほぼ最高の走りができたと思います」と話していた。

▼常盤平中出場選手(区間順・敬称略)=安田優登、小林爽、古澤博海、村上真生、木村蓮、安田博登

▼小金中出場選手(区間順・敬称略)=長谷川翔一、板倉颯大、佐藤一世、田中駿貴、木村聖哉、山﨑雄大