神幸祭華やかに

松戸総鎮守の松戸神社「松戸の大まつり・神幸祭」が18日、6年振りに斎行された。

松戸駅西口を巡行する神幸祭の行列の写真▲松戸駅西口を巡行する神幸祭の行列。手前が「四神」

伝統の四神(東の青龍、西の白虎、南の朱雀、北の玄武からなる天の四方を守護する霊獣)を繰り出して、古式装束に威儀物(即位の礼などのとき、参列する武官などが、儀式の威容を整えるために捧げ持つもの。弓・箭〈や〉・胡〈やな〉ぐい・太刀・桙〈ほこ〉・盾など)を掲げた神社神輿一行延べ500人が松戸駅周辺の旧松戸宿氏子12町会を約6キロにわたり、午前10時30分から午後5時まで、約6時間をかけて巡行した。

沿道は、壮麗な巡行を一目見ようと集まった見物客などで賑わった。神幸祭は長年途絶えていたが、1989年(平成元年)に神社の蔵から「木像の四神」が偶然発見されたことから復活し、以来、例大祭の10月18日が日曜日と重なった年のみ神幸祭として古式に則り継承されている。