市内主要公園を再整備

第1弾は金ヶ作公園

 市内にある公園の多くは30年以上前に整備され、施設の老朽化が目立つことから、市は今年度から、市内各地域の核となる公園の再整備に着手している。その第1弾として今年度、再整備に取り組んでいるのが常盤平地区の金ヶ作公園で、地域住民や市民団体の関係者らによるワークショップが行われ、現在の問題点や公園の将来像などについて話し合いがもたれている。

住民参加で行われたワークショップ(市提供)の写真▲住民参加で行われたワークショップ(市提供)

住民参加で現地調査、ワークショップ

 市内には現在391か所の公園があるが、その多くは施設の老朽化などが見られ、公園へのニーズが多様化している現在においては、バリアフリーなどより多くの機能を有する公園への再整備が求められている。こうしたことから市では、松戸市緑の基本計画に基づき、市内11の地域でそれぞれ核となる公園を選定し、今年度より1年に1地域ずつ、再整備を行っていくことを決めた。

 公園再整備の進め方としては、利用者や地域住民らを募り、現況調査、ワークショップの実施により基本プランを作成。それをもとに設計・工事を行い、「地域に愛され、地域とともに成長する公園」をつくることにしている。

 今年度、再整備に取り組んでいる金ヶ作公園は、昭和37年8月開園と市内でも特に開園が早い公園で、その面積も約4万㎡と今回再整備対象となっている公園の中で最も広い公園となる。

緑豊かな金ヶ作公園(市提供)の写真▲緑豊かな金ヶ作公園(市提供)

 ワークショップは先月20日に第1回「現地を知ろう!」、今月17日に第2 回「新しい金ヶ作公園をイメージしよう!」が行われた。第1回では現在の金ヶ作公園の状況を参加者が現地調査により確認し、第2回ではそれをもとに新しい金ヶ作公園のイメージ、コンセプトなどが話し合われた。その中では、緑豊かである反面、生い茂る緑や木々が日光を塞ぎ薄暗い印象を与えている、街灯が少ない、遊具が劣化している、花壇が欲しい、などの意見が出され、第3回ワークショップ(12月15日・常盤平市民センター)でこれまでに話し合ったことをとりまとめ、公園の計画案が作成される。

 以降、再整備が行われる公園はつぎのとおり。なお、再整備は基本的に開園日が早い公園から順次、1年に1公園(地区によっては2公園)ずつ行っていくことになっている。

 ▽松戸=松戸中央公園(昭和41年3月開園)

 ▽矢切=柿ノ木台公園(昭和51年3月/平成11年10月)

 ▽明=南花島公園(昭和44年2月)、旭ヶ丘第3公園(昭和49年10月)

 ▽古ヶ崎=古ヶ崎第2公園(平成5年3月)、栄町第1公園(昭和58年3月)

 ▽新松戸=新松戸中央公園(昭和52年5月)

 ▽小金=小金公園(昭和37年10月)、浅間公園(昭和51年3月)

 ▽馬橋=とのやま公園(昭和40年12月)、八ヶ崎公園(昭和60年9月)

 ▽小金原=小金原公園(昭和46年6月)

 ▽六実=六実中央公園(昭和53年3月)

 ▽東部=東松戸中央公園(平成21年6月)