北松戸風の子が優勝

第75回市ジュニアソフト

 松戸市ジュニアソフトボール連盟(綿内功会長)主催による「松戸市制70周年記念 市長旗争奪 第75回松戸市ジュニアソフトボール連盟大会」(松戸よみうり新聞社ほか後援)の決勝トーナメントが先月30日、新松戸西小グラウンドで行われ、決勝で北松戸風の子子供会が寿こども会を3―2で破り、4シーズンぶり2度目の優勝を果たした。

4シーズンぶり2度目の優勝を果たした北松戸風の子子供会の写真▲4シーズンぶり2度目の優勝を果たした北松戸風の子子供会

 決勝トーナメントには、虹の街こども会(東1位)、竜房台こども会(東2位)、北松戸風の子子供会(西1位)、火の見下子供会(西2位)、相模台(南1位)、寿こども会(南2位)、八ヶ崎レッドウイングス(北1位)、さつき子供会(北2位)の8チームが進出。

 準決勝で風の子は八ヶ崎を2―1で、寿は相模台を4―3で破って決勝に進んだ。

 決勝戦の1回表、寿は1番の安川航平くん(5年)がヒットで出て、4番の小関駿太朗くん(同)が、3塁打を放ち先制。さらに守備の乱れで、小関くんが生還して2点目を入れた。

 風の子は、1回裏に主将の大川皓斗くん(6年)、2回裏に林憲くん(4年)がそれぞれソロホームランを放って同点に追いつくと、3回裏には薄井鴻輝くん(6年)がヒットとエラーで3塁に進むと、ショートゴロの間にホームを突いて、1点を勝ち越した。

 守っては、ピッチャーの田丸慶次くん(同)を中心に2回以降追加点を許さず、優勝を果たした。

 主将の大川くんは「エラーもあったが、最後まで守り切れてよかった。先制点をとられたが、打撃のチームなので、取り返せると思っていた。最近は連覇するチームがないので、秋も勝って連覇したい」と話した。

 同点のソロホームランを放ち、この試合のMVPに輝いた林憲くんは、「リーグ戦でも打てず、こつこつヒットを重ねるうちにホームランを打ててすごくうれしい。なんとか塁に出たいと思って打席に入った。ファールかフェアかぎりぎりの打球だったので、入ってよかった。5年、6年となるうちにホームランをいっぱい打って、将来は4番打者になりたい」。

 ピッチャーの田丸くんは「いつもは、自分が先発して小山俊悟くんがリリーフするのがパターン。1回表に打たれたホームランは高めにいってしまった。それからは丁寧にいこうと考えた。この調子で秋も優勝したい」。

 相馬鉄治監督(62)によると、準決勝の八ヶ崎レッドウイングス戦を逆転サヨナラ勝ちできたことが大きかったという。0―1の1点差で、最終回(5回)2死ランナー無しと、ほとんど敗戦を覚悟した時に、この日初めて先発で出た4年生の戸高多聞くんがヒットで出塁。主将の大川くんがつなぎ、林亮太くん(6年)がサヨナラヒットを打った。

 5年生のレギュラー陣はこの日、小学校の行事が重なり出場できなかった。その穴を埋めるために出場した4年生が結果を出してくれた。

 「子どもたちの粘り強さ、しぶとさが出た。日ごろの力以上のものを見せてくれた。朝のランニングなどで下半身を強化してきたことが、ふんばりにつながったかもしれない。打のチームと言われていますが、守りがよかった。こういう試合になると接戦が多く、最後やはり守りだと思う。打線は水物。過信せず、気持ちを締めていきたい」。

 大会4日目、5日目、決勝トーナメントの試合結果と個人賞は次の通り(敬称略)。

大会4日目(6月9日)

 ★東リーグ

虹の街 2―0 ゆうか

竜房台 3―0 千駄堀

ゆうか 3―1 常盤平

竜房台 4―0 六実ひ

千駄堀 21―0 やなぎ

 ★西リーグ

三ヶ月 8―3 古ヶ二

風の子 11―0 古ヶS

風の子 10―0 三ヶ月

古ヶS 7―6 古ヶ二

 ★南リーグ

  寿  3―2 わかば

中金杉 11―2 和名谷

相模台 2―0  寿 

陣ヶ前 9―0 わかば

和名谷 4―3 秋 山

相模台 3―0 大畑ユ

 ★北リーグ

大金平 3―1 南花島

八ヶ崎 2―0 松が丘

あじさ 5―0 新 作

八ヶ崎 4―3 南花島

さつき 7―0 新 作

大会5日目(6月23日)

 ★東リーグ

常盤平 6―3 やなぎ

虹の街 4―3 六実ひ

ゆうか 11―0 やなぎ

虹の街 0―0 しろあ

六実ひ 2―0 常盤平

しろあ 3―1 ゆうか

 ★西リーグ

平賀あ 4―2 古ヶS

火の見 5―2 三ヶ月

横須賀 9―0 古ヶ二

稔 台 2―1 古ヶS

火の見 8―2 平賀あ

稔 台 3―0 古ヶ二

 ★南リーグ

相模台 3―2 和名谷

陣ヶ前 2―1 秋 山

中金杉 6―3 わかば

大畑ユ 7―2 和名谷

中金杉 6―5 秋 山

  寿  1―1 大畑ユ

 ★北リーグ

松が丘 14―0 あじさ

さつき 2―1 南花島

 【準々決勝】

八ヶ崎 3―0 竜房台

風の子 7―0 さつき

相模台 4―2 火の見

  寿  7―3 虹の街

 【準決勝】

風の子 2―1 八ヶ崎

  寿  4―3 相模台

 【決勝】

風の子 3―2  寿 

 ▼最終順位

優勝=北松戸風の子子供会、準優勝=寿こども会、3位=八ヶ崎レッドウイングス、相模台、4位=竜房台こども会、さつき子供会、火の見下子供会、虹の街こども会

 ★優秀投手賞=梅木陽一(虹の街こども会)、田丸慶次(北松戸風の子子供会)、大橋遼太郎(相模台)、大江真尋(八ヶ崎レッドウイングス)

 ★ホームラン王賞=能登友星(千駄堀フェニックス・4本)、小山俊悟(北松戸風の子子供会・4本)、岩村圭祐(大畑ユニオン・4本)、藤本直樹(大金平こども会・4本)

 ★得点王賞=斎藤直樹(六実ひまわり子供会・8点)、大川皓斗(北松戸風の子子供会・12点)、田代雅樹(大畑ユニオン・9点)、中花友哉(松ヶ丘ライズ・8点)

 ★敢闘賞=小関駿太朗(寿こども会)

 ★MVP賞=林憲(北松戸風の子子供会)