不当請求など相談2713件

消費生活センター 70歳以上が最多

松戸市では、消費者保護と消費生活に関する情報の提供・知識の普及の拠点として、「松戸市消費生活センター」を設置し、消費生活相談の受付・処理等に対応している。同センターには昨年度、市民より2713件の相談があった。デジタルコンテンツ・アダルト情報サイトの不当請求などの運輸・通信サービスに関するものや、携帯電話・スマートフォンへのショートメール等による架空請求への相談が多く寄せられたという。

昨年度の相談件数は前年度を2・27%下回ったものの、平成25年度以降はいずれも2700件をこえる相談が寄せられている。相談者を年齢別でみると、70歳以上が501件と最も多く、40歳代(416件)、50歳代(363件)と続いている。多くの相談が寄せられた運輸・通信サービス関連では、年代問わず相談があったという。

その他、多かった相談内容として、インターネットによる健康食品などの購入があった。「お試し価格500円」等のあたかも1回限りのお試しと広告・宣伝をするが、実は定期購入が原則で、解約する場合は高額な料金を請求される、などといった事例だ。同センターでは「安いからといって安易に購入せず、契約条項をよく読んでから購入する」よう注意を呼びかけている。

また、アダルト情報サイトなどから不当請求があった場合は「言われるままに支払わない。こちらから連絡しない」と、相談者にアドバイスしている。

同センターは、市役所近くの京葉ガスF松戸第2ビル5階にあり、月曜から金曜日までの毎日(8時30分~16時)、4人体制で消費生活相談員6人によるローテーション勤務で相談を受け付けている。相談専用ダイヤル電話 365・6565。