松戸市の地域情報を中心に、グルメ、イベント、おすすめスポットなど有益情報をお届けする、地域コミュニティ新聞「松戸よみうり」の第756号です。

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燃やせるゴミ

ポリ袋導入から1年

利用者はまだ2〜3割程度

昨秋から市が導入している燃やせるゴミ専用市認定ポリ袋(大)の写真▲昨秋から市が導入している燃やせるゴミ専用市認定ポリ袋(大)

先日、新聞の継続契約した際、ポリ袋をもらった。その時ちょうど、燃やせるゴミを出せる紙のゴミ袋が不足していたため、そちらを頂けないかお願いしたところ、「松戸市認定のゴミ袋だから、それ(ポリ袋)でも出せるよ」と。恥ずかしながら知らなかった、松戸でもポリ袋がOKになったことを。松戸市のホームページを確認すると、なるほど、燃やせるゴミの収集袋に認定ポリ袋を追加したことが記されていた。追加されたのは約1年前とのことだが、家の近所の集積所でポリ袋を見かけることはなく、家でもいつも燃やせるゴミは紙のゴミ袋で出していた。そこで、ひょっとして自分のように燃やせるゴミをポリ袋で出せるようになったことを知らない読者の方がいるのではないか、そのことがあまり市民に浸透していないのではないか、ということで市の担当者に話を聞いてみた。

【竹中 景太】

 

ポリ袋は市認定のものだけ

家庭から排出される「燃やせるゴミ」の収集袋にポリ袋が追加され、市内の量販店などで販売が始まったのは昨年9月から10月にかけて。ポリ袋といってもポリエチレン製の袋だったら全て良いわけではなく、市が認定したものに限る。大きさは、取っ手巾が着いたU形のものなら10〜45リットルで4種類、平形は30と45リットルの2種類がある。

今回の認定ポリ袋の導入は追加であって、従来の紙袋の使用は今後も可。

認定ポリ袋の導入の背景について市は、昨年7月に発行した広報まつど環境特集号で、燃やせるゴミにリサイクルするプラスチックや新聞・雑誌など資源として活用できるものが20%以上含まれていることなどから従来の紙袋収集を見直し、認定ポリ袋の導入についてこれまで検討してきた、としている。その上で、紙袋より水に強くて袋の大きさが選べる「使い勝手の良さ」、破れにくく中身が散乱しにくいことによる「ごみ集積所の衛生面の向上」、紙袋より半透明で中身が見えることにより見込める「分別の徹底・資源化」と「収集作業員の安全確保」、の4つの効果を認定ポリ袋の導入により期待している。

この4つのうち「収集作業員の安全確保」は、従来の紙袋では中身が見えないため、ガラスやスプレー缶などの危険物がゴミ袋に含まれ、収集作業員が事故に遭ったり、ゴミ収集車から炎が上がる事故が実際に発生していることから、ポリ袋なら紙袋より中身が確認できて作業員の安全確保につながることをさしている。

 

中身が見えることが逆効果に

それでは、実際にこの4つの効果が認定ポリ袋の導入により得られているのか、また実際に認定ポリ袋が市民の間に浸透し活用されているのか。

市環境計画課によると、認定ポリ袋が追加され約1年が経過した現在も、紙袋で燃やせるゴミを出す家庭は多く、ポリ袋での排出はまだ「2〜3割程度」にとどまっているという。その要因としては、「(半透明の認定ポリ袋では)中身が丸見えになることから抵抗感があるのでは」と話す。

認定ポリ袋の導入により期待できる4つの効果のうち2つは、この「中身が見える」ことによる効果をあげているが、これが逆にポリ袋の使用をためらわせる要因にもなっているのが現状だ。

燃やせるゴミの収集袋に、現在も紙のゴミ袋を使用しているのは全国的にも珍しいという。紙袋は、他の市から引っ越してきた新住民に「今時、紙袋なの?」などと不評だった。

確かにわたし自身も、松戸に越してきた当初は同様の考えで、結びづらいなど紙袋の使い勝手の悪さを感じていた。しかし今では慣れたもので、量販店などで販売されているゴミ収集袋でなくても紙製の袋なら何でもいいという利点を生かした、ゴミ出しもしている。そのため、今さらポリ袋と言われても…、中身が見えるのも…、と考えてしまう。

 

ポリ袋、紙袋の判断は家庭で

認定ポリ袋のメリットとしては、袋自体の大きさの種類が多いこと、U形袋なら上部分に取っ手がありそのまま縛れること、また値段も市販の紙袋より安価な点などがあげられる。ただ市では、今後も紙袋での収集を継続させることにしており、これまで同様に紙袋で出すのか、それともポリ袋で出すのかの判断はそれぞれの家庭で決められることになっている。

 

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ロボカップで特別賞

小金中学校科学部

ロボカップジュニア世界大会に出場した小金中科学部の写真▲ロボカップジュニア世界大会に出場した小金中科学部

小金中学校科学部がさきごろ、メキシコで行われた「ロボカップジュニア世界大会」(ダンス部門、11か国・21チーム)への出場を果たし、見事、特別賞のひとつである「センサー賞」を受賞した。

小金中科学部がロボットへの取り組みを始めたのは一昨年の夏休みから。顧問の高城英子教諭のすすめで始めたが、最初の1年間はロボットを動かすので精一杯の状態だったという。2年目からようやくプログラミングなどにも慣れ、ロボットをどう動かすかなどのアイデアを取り入れられるようになった。そして昨年11月、初めての発表の舞台として同大会の県大会にあたるノード大会に出場し優勝。12月の関東大会でも工業高校のチームを抑えて優勝し、初出場ながら全国大会、そして世界大会へと駒を進めた。

全国大会では「中学受験」をテーマにロボットを操ったが、世界大会では「日本の中学校を紹介しよう」とプールの授業や剣道、部活動の紹介などをロボットで表現した。9チームのみ進出できる世界大会の決勝には進めなかったが、大会全体で8つしかない特別賞のひとつである「センサー賞」に見事輝いた。

科学部部長で1年の時からロボットに携わってきた石塚友樹くん(3年)は「はじめはロボットへの興味、関心、親近感など一切なかったけど、設計を自分でできるなど楽しい部分も多かった。何かを残してから卒業したいと大会にのぞみ、上位大会に行くほどにもっと上に行けるのでは、と期待しながら発表することができた。世界大会では正直、ロボットのサイズ、クオリティなどレベルの違いを感じたが、この経験を1、2年生に伝えていきたい。高校へ行っても、ロボットを続けるかどうかはわからないけど電子工学の道へ進みたい」、石塚くんと同様に1年の時からロボットに取り組み大会ではチームキャプテンをつとめた深田慧太くん(3年)は「まさか全国、世界大会へ行けるとは思っていなかった。ロボットのプログラミングがとにかく楽しい。将来はロボット関係の仕事に就けたら」などと話していた。

 

【竹中 景太】

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ラグビーで被災地と交流

松戸少年ラグビースクール

アーチを作って石巻の子どもたちを出迎え練習試合などで交流の写真▲アーチを作って石巻の子どもたちを出迎え 練習試合などで交流の写真▲練習試合などで交流

4日と5日に松戸少年ラグビースクールが石巻の少年ラグビーチーム「石巻ライノス」を松戸に迎え、陸上自衛隊松戸駐屯地のラグビー場などで交流会を行った。

両チームの橋渡しをしたのは、日本IBMでラグビー選手、コーチとして活躍する西山淳哉さん(32)。西山さんは東日本大震災の後からアスリート仲間たちと被災地でボランティア活動をしていた。そんななかで石巻の小中学生にラグビーを教えるようになり、今年1月からは松戸市の中学生にもラグビーの指導をしていたため、今回の企画を思い立ったという。

また、松戸少年ラグビースクールに練習場を提供している陸上自衛隊松戸駐屯地は、石巻などでお風呂の設営などの活動をした縁もある。西山さんは、本郷谷健次松戸市長の母校である東大ラグビー部の指導もしている。松戸市でも今回の訪問に協力し、石巻ライノスの子どもたちを4日夜の松戸花火大会に招待した。

4日午後に松戸駐屯地に到着した石巻ライノスの子どもたちを松戸ラグビースクールの子どもたちがアーチを作って歓迎。練習試合などで交流を深めた。

西山さんは「これを機会に毎年交流が続けられたら」と話していた。

 

 

【戸田 照朗】

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秋の虫の声 後世に

日本鳴く虫保存会

八本清さんが飼育しているクツワムシの写真▲八本清さんが飼育しているクツワムシ

このほど「日本鳴く虫保存会」による虫の展示が市役所で行われた。

同会は、都市化により少なくなった「鳴く虫」を保存しようと活動している団体で、昭和42年に発足。首都圏を中心に千葉支部など5支部170人が活動しており、各地で飼育指導会、幼虫・成虫無料頒布会、野外での探虫会、講演会、放虫会などを行っている。

千葉支部には成嶋秀孝支部長ほか17人が在籍。大橋在住の八本清さん(64)を中心に虫の飼育、繁殖を行っている。飼育しているのは、キリギリス、マツムシ、スズムシ、クツワムシ、ウマオイなど秋を代表する鳴く虫たち。育てた虫はイベントで子どもたちにあげたり、会員に分けたりしている。八本さんは子どものころから国分川沿いに住んでいるが、「一度失われた自然をもとに戻すのは難しい。放虫もするが、なかなか自然に繁殖しない」と話す。

 

八本清さんの自宅の飼育用虫かごの写真▲八本清さんの自宅には飼育用のたくさんの虫かごが

八本さんの家では多くの鳴く虫を飼育しているが、夜になるとテレビの音が聞こえないほどの大合唱になる。八本さんは夫婦で二人暮らしをしているが、「蚊が入ってきても殺虫剤を使えないので、子や孫が遊びに来たときは不評です」と笑いながら話していた。

同会への問い合わせは、TEL 080・1017・6455、成嶋さんまで。

 

 

 

 

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松戸署チームが優勝

県警主催少年柔剣道大会

松戸署で優勝報告をする選手たちの写真▲松戸署で優勝報告をする選手たち

第28回タッチヤング千葉県少年柔道・剣道大会(千葉県警察主催)が先月26日に千葉県武道館で行われ、松戸署の柔道チームが優勝した。

タッチヤング活動は警察が少年とのふれあい、健全育成、非行防止などを目的に、警察署などの道場で柔剣道活動を中心に交流を行っているもの。

松戸署の柔道チームは小学生5 人の選抜チームで、昨年、一昨年と敗れていた我孫子署チームに決勝で雪辱を果たしての優勝だった。

主将の吉岡捺(なつ)くん(6年)は、「すごくうれしい。みんな助け合ってチームワークがよかった。夢は警察官になること」と話していた。

 

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市長賞に大井東一路さん

第16回松戸市俳句大会

第16回松戸市俳句大会(市俳句連盟主催、市教委共催、松戸よみうり新聞社後援)が先月16日、市民劇場で開催された。1口2句、のべ710句の応募があった。選者による得点形式で松戸市長賞など5賞が決まった。

入賞句と、中原道夫、木津みち子の招待選者2氏が特選に選んだ句を紹介する。

【松戸市長賞(第1位)】

夢殿の反りうつくしき鳥の恋

校庭の記念樹に来て囀れり

                       大井東一路

【松戸市議会議長賞(第2位)】

うららかやくるりくるりと象の鼻

湖の光を蹴つて鳥帰る

                       高柳かつを

【松戸市教育長賞(第3位)】

つなぐ手のかすかな湿り蛍の夜

十薬を引いて一と日の匂ひをり

                       太田静枝

【松戸市俳句連盟会長賞(第4位)】

婚期なり蛍ぶくろの中にゐて

水打つて打つて地球の丸洗ひ

                       横山冬都

【松戸よみうり新聞社賞(第5位)】

しゃぼん玉地球も宙に浮いてをり

航跡のよく見ゆる日よ花みかん

                       小澤冗

【中原道夫氏特選】

肩書にさよならをしてちやんちやんこ

                       長谷川守可

夏草や見えないものと向ひ合ふ

                       赤岩ひで子

【木津みち子氏特選】

逝く秋やじはりと二人ぐらしあり

                       杉本今子

花人の胸に下げゐてホイッスル

                       佐藤弘子

 

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東日本大震災復興支援活動

ボランティア体験バス
ツアー参加者を募集!

認定NPO法人たすけあいの会ふれあいネットまつどでは、東日本大震災復興支援活動として行う「第14回復興支援ボランティア体験バスツアー」の参加者を募集している。

活動地は宮城県東松島市ひびき工業団地仮設住宅。ここでオープンカフェ(パラソル喫茶)を開催し、飲食の提供や子どもの遊び場を設け、仮設居住者のみなさんに憩いの場を提供する。

開催日時は9月9日午後1時から3時まで。当日、松戸市民劇場前(松戸駅西口)に集合し、朝6時に出発。現地で活動を行い、夜9時松戸着の予定。参加費は5000円(昼食代込)で、募集定員は30人。

また、参加希望者を対象に、9月5日午後6時から7時30分まで事前説明会を行う。場所はふれあいネットまつど事務所(東平賀7-2、北小金駅北口より徒歩3分)。参加申し込みは9月4日まで。

問い合わせは、TEL 346・2052ふれあいネットまつど事務局へ。

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日本時代劇研究所
付属俳優養成所が
第1期生を募集!

時代劇を研究し、俳優を養成する「日本時代劇研究所付属俳優養成所」(台東区寿)が10月7日に開校するにあたり、第1期生の募集を開始している(9月9日オーディション)。

日本時代劇研究所は、元新国劇の劇団員や演劇関係者が、時代劇の所作、殺陣、日舞、発声、台詞、衣裳、小道具、かつら、時代考証などの基礎を指導し、「基礎を乗り越え、型を打ち破る『型破りな俳優』の育成」を目指して今年5月に設立。なお、現代劇やミュージカルのレッスンも受けられる。

募集は男女を問わず、16〜29歳、30〜49歳、50歳以上の3クラス。同研究所は「夢を抱いて、今、一歩踏み出しませんか」と多くの人の参加を呼びかけている。

詳細・問い合わせは、TEL 03・3847・5801日本時代劇研究所まで。

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