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バックナンバータイトル697号

園芸学部移転問題

存続へ最後の働きかけ

  市「特別保全樹林地区」指定を提案

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スペース 要望書を塩谷文科大臣(中央)に手渡す川井市長ら

▲要望書を塩谷文科大臣(中央)に手渡す川井市長ら

千葉大学園芸学部の移転問題で、松戸市は先月末、同学部内の樹林地を松戸市緑の条例に基づく「特別保全樹林地区」に指定することで、年間約150万円の助成金交付ができることを同学部に提案。また、森田健作千葉県知事、塩谷立文部科学大臣に同学部の松戸存続への協力を求める要望書を提出した。大学側は、夏頃までに移転するかどうかの結論を出すことにしており、市ではそれまでに何とか松戸に存続するよう働きかけを続けていくことにしている。

【竹中 景太】

緑豊かな千葉大園芸学部キャンパス

▲緑豊かな千葉大園芸学部キャンパス

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文科大臣、知事に要望書

松戸市緑の条例に基づく「特別保全樹林地区」は、都市環境を形成するために保全することが必要な樹林地、歴史的・文化的環境を確保するため保全することが必要な樹林地を指定するもので、市から指定を受ければ管理助成金として年間1平方メートルあたり30円が助成される制度。

市の試算では、園芸学部内には5万2000平方メートルの対象樹林地があり、年間で156万円の助成金が交付されることになる。この提案に園芸学部側は回答を留保したが、市担当者は「反応は良かった。関心をもってもらった」という。

一方、要望書の提出は、先月25日に森田県知事へ、今月2日に塩谷文科大臣に川井敏久市長から直接手渡した。

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森田県知事への要望書では、園芸学部のある戸定が丘の歴史的背景、開校当初から今日に至るまでの松戸市、市民との関係、交流などを説明した上で、「園芸学部の敷地は、元来高等教育の目的をもって千葉県が文部省に寄付した財産。これが、園芸学部移転に伴い、他用途に開発されることとなれば、千葉県に土地を提供した、松戸徳川家、千葉県民及び地元住民の意思に反する」として、松戸存続への支援・協力を要望している。

塩谷文科大臣へは、千葉大学園芸学部の移転に反対する市民の会(山室一雄会長)からも「千葉大学園芸学部の松戸存続について」の要望書が出された。この要望書では、松戸市民が園芸学部に対して開校当初の100年も前から親しみや愛情をもって接してきたこと、移転は到底受け入れられないこと、さらには移転に関して、園芸学部が移転先として検討している西千葉キャンパス(千葉市稲毛区)隣接地を所有する東京大学の姿勢にも触れ、文科大臣から東京大学、千葉大学へ、園芸学部が引き続き松戸に存続するよう指導することを求めている。

市では今後、千葉大側が結論を出す考えの夏前までに、4月に初めて開いた大学側との懇談会を再び開催し、松戸存続への働きかけをおこなっていきたいとしている。

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市、新品種かぼちゃを開発へ

「松戸ブランド」でカンボジアを支援

 

 

 

 

 

松戸市では、1956年から4、5年間、栽培されていたという、かぼちゃ「松戸白」を復活させ、カンボジアを支援するプロジェクトをスタートさせた。「松戸白」とカンボジアから贈られたかぼちゃの種を交配させ、松戸ブランドの新品種のかぼちゃを生み出し、それを用いて特産品を開発。その売り上げの一部によりカンボジア支援をおこなっていくという。

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2月にカンボジアの小学校を訪問した川井市長

▲2月にカンボジアの小学校を訪問した川井市長

市では2002年から5年間にわたり、市内の小学校などで不用となった机とイスをカンボジア王国プレイベン州へ贈り、このことがきっかけとなり、同国と交流を続けている。今年2月には、川井敏久市長が同国を訪問。その際、市内にある財団法人日本園芸生産研究所から提供を受けたかぼちゃの種と、カンボジアのかぼちゃの種を交換し、市役所のキッチンガーデンなどへの植え付けもおこなった。それと同時に、「かぼちゃ募金」もスタートさせ、その第1弾として集まった募金10万円を現地NGOを通じてカンボジアに贈っている。

今回のプロジェクトは、そうした支援の輪をさらに広げようとスタートしたもの。

かぼちゃ「松戸白」の遺伝子は、茨城県つくば市にある独立行政法人「農業生物資源研究所」の農業生物資源ジーンバンクに保存されており、これを日本園芸生産研究所の協力により復活させる。「松戸白」の栽培には4、5年はかかるが、カンボジアのかぼちゃとの交配は今年度中にも可能という。

市ではプロジェクトチームを発足し、松戸ブランドの新品種かぼちゃを使った特産品(ホワイトパンプキンパン、かぼちゃ饅頭、かぼちゃ焼酎、かぼちゃの一夜漬け、フレッシュジュースなど)の開発を進めるほか、かぼちゃの家庭栽培方法の研究・普及活動、カンボジアから贈られたかぼちゃの種で栽培したかぼちゃを使い、コロッケや天ぷら、カレーなどを作り、各種イベントで販売し、その売り上げをカンボジア支援に活用する活動などをおこなっていくことにしている。

市国際交流担当室では「甘みが強い西洋かぼちゃが国内に入ってきたことで、甘みの薄い和かぼちゃの松戸白の栽培もいつしかおこなわれなくなったのではないかとされています。表面の皮が白っぽい色をしていたことが、その名前の由来のようです。カンボジアのかぼちゃも和かぼちゃで、松戸白との交配が可能ということで、今回のプロジェクトに至りました」などと話していた。

【竹中 景太】

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決勝トーナメント進出をかけて熱戦が続く

▲決勝トーナメント進出をかけて熱戦が続く

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リーグ戦中盤に

市ジュニアソフト

 

 

 

 

 

松戸市ジュニアソフトボール連盟(綿内功会長)主催による市長旗争奪「第67回松戸市ジュニアソフトボール連盟大会」(松戸よみうり新聞社後援)はリーグ戦が中盤に入った。
6月7日までの試合結果は次の通り。

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大会2日目(5月24日)

▼東リーグ

ひまわ13―3千駄堀

南花島7―2こばと

さつき5―1ひまわ

南花島9―0千駄堀

こばと4―3やなぎ

ひまわ5―2こばと

やなぎ6―1三ヶ月

▼西リーグ

ウイン10―0しろあ

相模台9―3常盤東

ウイン10―0常盤東

相模台2―1しろあ

▼南リーグ

サン壱3―2たんぽ

中金杉10―0城 町

杉の子12―2たんぽ

サン壱6―1城 町

虹の街4―2杉の子

▼北リーグ

横須賀27―0陣ヶ前

ゆうか9―3大 畑

南部キ11―9元

大 畑9―0横須賀

元 町12―0陣ヶ前

ゆうか10―0南部キ

 

大会3日目(5月31日)

▼東リーグ

三ヶ月6―5千駄堀

南花島15―0秋 山

さつき5―3三ヶ月

こばと3―0千駄堀

▼西リーグ

竜房台3―2常盤東

松五緑1―0風の子

馬橋中2―1竜房台

松五緑5―3常盤東

▼南リーグ

杉古ヶS6―0城 町

中金杉9―0わかば

虹の街3―2古ヶS

虹の街9―3中金杉

わかば8―0城 町

▼北リーグ

金ヶ作6―1陣ヶ前

大 畑5―0南部キ

古ヶ二9―0陣ヶ前

南部キ5―0金ヶ作

 

大会4日目(6月7日)

▼東リーグ

さつき10―0秋 山

ひまわ14―0三ヶ月

南花島5―0さつき

秋 山5―2三ヶ月

ひまわ4―2やなぎ

▼西リーグ

竜房台4―3風の子

▼南リーグ

虹の街10―1わかば

古ヶS7―4わかば

古ヶS6―4たんぽ

▼北リーグ

金ヶ作5―4元 町

大 畑15―0陣ヶ前

横須賀5―0南部キ

大 畑10―0金ヶ作

横須賀10―0元 町

南部キ0―0古ヶ二

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定額給付金を地元で

プレミアム商品券など企画

全市で元気UPまつど感謝フェア

 

 

 

 

松戸市商店会連合会では、定額給付金を地元で使ってもらおうと、「元気UPまつど感謝フェア」(松戸市、松戸商工会議所共催)を今月1日より開始している。66商店会、約1700店舗が参加する全市的な初めての取り組みで、8月31日までのフェア期間中、それぞれの商店会や店舗で独自のサービスを展開する。

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商品券などを企画しているサンロード五香商店街

▲新しい市民活動の担い手の参加をお待ちしています

松戸市では、先月中旬よりすでに定額給付金の給付をスタートさせている。市民への総給付額は約73億円にのぼり、これを取り込むことが今回のフェアのねらい。

各商店会が実施するフェアとしては、馬橋西口の3商店会は合同で1万円分のプレミアム商品券を9000円で7月より販売。サンロード五香商店街は5000円分の商品券を6月19、20日に販売、購入者対象の抽選会を実施し、当たりの人には1000円、はずれの人にも500円の現金を進呈する。その他、スタンプラリーやポイントカードのWポイントサービス、消費税5%分をサービスするなどのフェアが、各商店会・店舗でフェア期間中に実施される(フェアの内容や実施日は商店会・店舗で異なる)。

市商工観光課では「他市のようなプレミアム商品券の発行も検討したが、準備期間が短く、仕組み作りが難しいことに加えて、その多くが大型店で使われることが想定されることから、それぞれの商店会・店舗でフェアを実施する今回の内容となった。それぞれの商店会や店舗のやる気をおこさせる、そういう機会になれば」などと話していた。

問い合わせは、電話364・3111松戸市商店会連合会事務局(松戸商工会議所内)まで。

【竹中 景太】

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紫陽花テーマに茶話会

一茶双樹記念館で27日

流山の一茶双樹記念館では27日に「花語り茶話会」を開催する。今月のテーマは、世界に広まった日本の植物「紫陽花(あじさい)」。講師は、園芸文化研究家の賀来宏和さん。同館では「一茶双樹記念館庭園の初夏の風情を味わいながら紫陽花の蘊蓄(うんちく)をお楽しみください」と参加者を募集している。

時間は14時〜15時。参加費500円(同館入館料、お茶・菓子付き)。定員15人( 定員になり次第締切り)。申し込みは電話04・7150・5750(FAX兼用)へ、氏名、住所、電話番号を伝える。

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