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バックナンバータイトル695号

市、用地追加取得を再提案へ

市立病院の移転問題 ふくらむ総事業費

建物の老朽化等により紙敷への新病院建設が計画されている松戸市立病院の移転問題で、市議会の病院建設検討特別委員会が30日に開かれた。その中で松戸市は、市議会3月定例会で認められず修正案により削除された、新病院建設予定地の隣接地を新たに取得する案を再度、6月定例会に提案する意向を示した。また、市民レベルでは、「松戸市立病院問題を考える市民の会」が発足。同会では、新病院建設に際して広く市民に周知されていないことなどから、市民参加の病院建設に取り組むことなどを求める陳情を今後、市及び市議会におこなっていくことにしている。

【竹中 景太】

特別委員会では、このほど市がまとめた新病院整備基本計画案についての審議がおこなわれ、新病院のあり方、診療科目、病床数、東松戸病院、施設計画などについて、委員が質疑した。この中では、今後の基本設計を柔軟におこなっていくためにも病床数を600床と固定しない方がいい、といった提案や、現病院でも欠員が出ている看護師をさらに200人増員するという案を疑問視する質疑もあったが、基本計画案をおおむね了承する形で質疑は終わった。

質疑後に、市側から新病院建設予定地の隣接地を新たに取得する案を6月定例会に提案する意向が示された。市によると、新たに取得を目指す用地は新病院建設予定地の南側に隣接する土地で、先の3月定例会で市議会からの反発により一度は取得を断念した場所。

3月定例会では、新たに取得する用地を駐車場にすることで、新病院建設予定地の地下駐車場の工事費を軽減させ、全体の事業費を安く済ませることができるなどとして提案したが、今回は、追加取得する用地を駐車場だけでなく病院関連施設の設置に充てたい考えから、新病院建設予定地の地下駐車場の工事費はそのままの形で提案する意向という。ただ、これにより総事業費がさらにふくらむことになるため、市議会が新たな用地取得にどのような判断を下すのかが今後注目される。

計画では、新病院は地下2階地上14階建て。診療科は現病院の23科から新たに小児心臓血管外科、総合診療科を加えた25科で、病床数は600床。今年度から基本設計に入り、2012年度の開院を予定している。

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アフガンの人々と
夢見た緑の大地

伊藤和也君追悼写真展 開催

 

 

 

「アフガンに緑の大地を 伊藤和也君追悼写真展」(ペシャワール会主催、松戸市、松戸よみうり新聞社ほか後援)が26日から31日まで、松戸市文化ホール(伊勢丹隣、松戸ビル4階)で開催される。時間は10時から18時まで(初日は13時から。最終日は16時まで)。入場無料。

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伊藤さんが撮影した菜の花畑で遊ぶ少女

▲伊藤さんが撮影した菜の花畑で遊ぶ少女

 

アフガンのために懸命に働いた伊藤和也さん

▲アフガンのために懸命に働いた伊藤和也さん

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伊藤和也さんは、ペシャワール会のワーカーとして2003年から5年間にわたり、アフガニスタンに緑の大地を取り戻すために現地の人々とともに懸命に働いた。しかし、昨年8月26日、心ない者の凶弾に倒れ、志なかばにして31年の短い生涯を閉じた。伊藤さんのご両親の思いを受けた同会と志に共感する人たちが生前の伊藤さんを偲び、アフガンの人々と共に伊藤さんが取り組んだ事業を継続していく決意を新たにし、追悼写真展を開催する。同展では伊藤さんの足跡をたどる写真と伊藤さんが現地の人々に受け入れられた何よりの証でもあるアフガンの子どもたちの写真が展示される。

問い合わせは、電話 04・7129・4297東葛実行委員会。

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「関さんの森」テーマにミュージカル

東葛合唱団「はるかぜ」がコンサート

16日、森のホール21

東葛合唱団はるかぜの「20周年記念はるかぜ10thコンサート 創作ミュージカル幸せ谷 いのちの森物語」が16日、午後1時と5時の2回、森のホール21小ホールで上演される。

はるかぜは、20周年を迎える団員40人の混声合唱団。

道路問題に揺れた幸谷にある「関さんの森」。「未来の子どもたちのために、街の中にある自然を守りたい」という関さんの想いに共感した同合唱団が、「関さんの森」をテーマにミュージカルを創作した。市民から「森の合唱団員」を募集し、1月から月2〜3回の練習を重ねてきたという。作・構成は大門高子さん、指揮・演出は安藤由布樹さん。

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東葛合唱団「はるかぜ」

▲東葛合唱団「はるかぜ」

同公演では、合唱のほかに、エイサー(沖縄の踊り)なども披露される。

前売り券は大人1700円、中・高校生800円、障がい者・小学生以下は500円(当日は200円増し)。

問い合わせは、電話 384・4759太田さんまで。

【戸田 照朗】

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「松戸版 二十二夜待ちの月」の一場面(稽古風景)

▲「松戸版 二十二夜待ちの月」の一場面(稽古風景)

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市民劇団がアトリエ公演

「松戸版 二十二夜待ちの月」上演

 

 

 

松戸市民劇団アトリエ公演「松戸版 二十二夜待ちの月」が30日午後4時と7時、31日午前11時、午後2時、5時の計5回、同劇団のアトリエ劇舎(しばいや)で上演される。

同劇団は昨年6月に木下順二氏の戯曲「二十二夜待ち」を上演し、好評を得た。今回は木下氏の作品に着想を得て、同劇団が制作したオリジナル作品だという。

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「二十二夜待ち」は下弦の月を信仰の対象として集まる一種の「講」のこと。村人が集い、深夜0時ころに上ってくる月を待ちながら、祈り、飲食を共にする。月待ち信仰のひとつで、かつて松戸市内にも「十九夜待ち」があったと言われている。市内には現在も数十基の十九夜塔が残っているという。

二十二夜待ちを楽しみにしていた村人たちが集まり、飲めや歌えと騒いでいたところに、ならず者の男が現れる。村人たちは恐れおののき、すきを見て逃げ出したが、少しボケがはじまっているばあさまだけが逃げ後れてしまう。そこへばあさまを迎えに孫の青年・藤六(とうろく)がやってきて…。

ボケたとはいえ、藤六はばあさまを大切に扱っている。ならず者の男はそんな藤六にイライラする。

人との絆が大切にされ、老人が大切にされていた昔の温かい地域社会の姿がそこにはある。高齢化社会となり、介護の問題が様々とりざたされる現代社会から見ると、考えさせられるところも多い。

昨年の公演の後も、「やさしい気持ちになれた」「知り合いにも見てほしい」などといった感想が聞かれたという。

しみじみと優しいお話だが、今回は松戸の風習や地名なども折り込み、コメディータッチで、笑いをさそう場面も随所に見られる。役者との距離が近いアトリエの良さを生かし、観客を巻き込んでの楽しい公演となりそうだ。

藤六を田中秀樹さん、ばあさまを向後文大さん、ならず者を向後直紀さんが演じる。ほかに和尚役として鈴木孝一さん、村人役として高梨美沙子さん、乗石優介さん、片平理絵さん、深山能一さん、福田洋子さん、福井文子さん、関口厚子さんが出演する。

構成・演出は石上瑠美子さん。

チケットは前売りのみの販売で、1000円。問い合わせは、電話 389・1977(FAX兼用)同劇団へ。

【戸田 照朗】

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15日から「まつど逸品フェア」開催

自慢の逸品で活性化を

「ツアー」などイベントも企画

 

松戸駅周辺にぎやかし推進協議会では、15日から31日まで、松戸駅前商店街「まつど逸品フェア」を開催する。

各店が独自のサービスや商品を提供し、その店らしさを表現する「一店逸品運動」。商店街の活性化策として全国的に広がっているこの運動に、松戸駅前商店街も約1年前より取り組んできた。松戸駅東西口にある商店に参加を呼びかけ、集まった17店舗の商店主で視察や研究会を重ね、互いの店のいい所や悪い所を言い合いながら、各店が逸品を厳選したという。

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17店舗の逸品を紹介したパンフレット

▲17店舗の逸品を紹介したパンフレット

そのお披露目となるのが今回のフェアで、期間中の18、19、20日には逸品コンダクターが参加各店に案内し各店の逸品の物語にふれる「逸品めぐりツアー」がおこなわれるほか、期間中に参加各店で買い物をしてスタンプ(3店分)を集めると商品が当たる「スタンプラリー」も開催される。

「逸品めぐりツアー」は、各日コースが異なり、18日は葛西屋呉服店や安藤豆腐店など6店を巡る「伝統と職人技コース」、19日はトラベラーズ・カフェなど5店を巡る「ちょっと旅行気分コース」、20日はやしま提灯店や平安堂など6店を巡る「おしゃれにライフアップコース」となっている。各日午後2時から2時間程度。定員は各6人(先着順)で、参加費は各500円。各店舗で試飲や試食のほか、おみやげも。要申し込み(15日まで)。

申し込み・問い合わせは、電話 080・3010・4152まつど逸品事務局まで。

【竹中 景太】

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板倉鼎 「赤衣の女」 1929年

▲板倉鼎 「赤衣の女」 1929年

奥山儀八郎 「豆明月」 1969年

▲奥山儀八郎 「豆明月」 1969年

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デジタル美術館開設

松戸ゆかりの作品をネットで

 

 

 

このほど松戸市のホームページ上に「デジタル美術館」が開設された。

松戸に住んだ作家(洋画の田中寅三、板倉鼎、板倉須美子、長田国夫、原安佑、版画の奥山儀八郎、陶芸の宮之原謙など)や戦後20年間、市内岩瀬にあった東京高等工芸学校(現在の千葉大工学部)の関係作家(洋画の松岡壽、和田香苗、土屋幸夫、赤穴宏、染色の鹿島英二、鈴田照次、デザインの宮下孝雄、森谷延雄、剣持勇、彫刻の畑正吉、寺畑助之丞、金工の豊田勝秋など)の作品70点を公開している。

市には1981年から美術館建設構想があり、84年4月には教育委員会の中に美術館準備室が設置された。しかし、用地の問題や財政難などで、30年近くが経過した現在に至っても美術館は建設の目処が立っていない。

同準備室には1100点の美術品が専門の倉庫に収められており、そのうち1064点は寄贈されたものだという。今回のデジタル美術館の開設は、これらの美術品を少しでも市民の目に触れる機会をつくろうとするもので、少しずつ公開作品を増やしていく予定だという。

また、今年度は11月21日から戸定歴史館で「庭園の記憶―与謝野晶子の『松戸の丘』と園芸学校の絵画―」と、12月9日から市立博物館で「躍動する魂のきらめき―日本の表現主義―展」の2つの展覧会を計画しており、その情報もデジタル美術館の中で公開している。

また、これまでに開催した展覧会の内容と図録の購入方法も紹介している。

【戸田 照朗】

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「えきまちマップ」最新作

北総線各駅で配布開始

 

 

 

 

北総鉄道では、北総沿線の隠れた名店やレジャースポットなどを女性の視点でピックアップして紹介するガイド誌「えきまちマップ」の最新作=写真=をこのほど制作し、北総線各駅で配布を開始している。

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えきまちマップ

この「えきまちマップ」は、同社内外で募った女性だけで構成した「モニター連絡会」が、掲載店舗の選定や取材、執筆に至るまで、編集作業のほとんどすべてを手がけて発行するガイドマップ。2000年11月発行の「北国分駅編」に始まり、これまでに「矢切駅編」や「千葉ニュータウン中央駅編」、「新柴又駅編」など7編、累計14万部を発行している。

8作目となる今回のマップでは、新柴又駅〜大町駅までの広範囲にわたるエリアを特集。過去に紹介した新柴又、矢切、北国分のほか、初登場となる秋山や東松戸、松飛台、大町の各駅周辺のショップやレジャー施設32か所が紹介されている。

マップ制作を手がけたモニター連絡会のメンバーで同社運輸部営業課の皆川弘子さんは「なれない文章作りには時間を費やしましたが、自信をもって紹介できるお店ばかりだと思っています。このマップを片手に、一人でも多くの方がお店を訪ねていただけたらうれしいです」としている。

同マップはA5版32ページ、2万部発行。問い合わせは、1047・445・1902同社企画室まで

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ヒガシクロサイの赤ちゃん

▲ヒガシクロサイの赤ちゃん

ニシローランドゴリラのモモコ

▲ニシローランドゴリラのモモコ

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上野動物園

ヒガシクロサイの赤ちゃん誕生

ニシローランドゴリラのモモコも妊娠

 

上野動物園でこのほど、絶滅寸前種のヒガシクロサイの赤ちゃんが誕生し、一般公開されている。また、昨年、繁殖等のために千葉市動物公園から迎え入れたニシローランドゴリラ(近絶滅種)のモモコの妊娠が確認され、同園ではおめでたいニュースが続いている。

ヒガシクロサイの赤ちゃんが産まれたのは4月20日。同園で飼育している母・アルゴ、父・マロとの間の子どもでメス。母・アルゴは横浜市立金沢動物園とのブリーディングローン(繁殖を目的とした動物の賃借契約)により来園し、上野動物園で暮らしていた。赤ちゃんは今月1日より、上野動物園西園サイ舎で公開されている。

ニシローランドゴリラのモモコはメスの25歳。スペイン生まれで、2008年より千葉市動物公園から上野動物園に来園した。今年2月に、上野動物園の「ハオコ(オス)」との交尾が確認され、臨床検査機関による検査数値および2月2日以降の月経が停止したことから妊娠と診断、発表された。モモコは3月下旬から食欲減退とエサの嗜好性の偏り、いわゆるヒトの「つわり」の時のような容態が続いている。ゴリラの妊娠期間は約8か月半とされていることから、出産は10月頃になる見込みという。

※ヒガシクロサイ…東アフリカ、アフリカ南部、主にタンザニアに分布。木のはえたサバンナで、草木が点々とはえる場所に住む。頭部は大きく、がっしりとした体つきをしている。四股は短く、3本指でそれぞれに蹄がついている。角が2本あり、前の方の角が長い。近年、生息数が減少し、絶滅が心配されている。その一因として、サイの角が漢方薬や装飾材料として高価で売買されることから、密猟されることが多いことが考えられている。

※ニシローランドゴリラ…コンゴ、ガボン、カメルーン等の熱帯林に生息。体色は黒色が基本であるが、褐色や灰色がかっていることが多く、オスは頭の毛が赤茶色の個体が多い。成獣のオスは、背中から太股にかけて体毛が白くなる「シルバーバック」になる。シルバーバックのオス1頭にメス数頭とその子どもたちからなる10頭前後の群れで生活している。アフリカショウガやクズウコン等の草木のほか、果物、昆虫も食べる。西アフリカで20万頭以下が生息していると推測されているが、環境破壊、病気、狩猟で減少の危機にさらされている。

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