松戸よみうりロゴの画像

▲ バックナンバーメニューに戻る ▲

バックナンバータイトル676号

「関さんの森」の道路問題

市に新道路案を説明

スペース
道路予定地の関さん宅の庭を見学する人たち(15日)

▲道路予定地の関さん宅の庭を見学する人たち(15日)

「関さんの森」の道路問題で17日、近藤健一都市整備本部長ら4人の市職員が関さん宅を訪れ、関さんと支援者らが提案した新道路案(関さんの森道路案)について具体的な説明を受けた。

【戸田 照朗】

新道路案は幅員11mで、こどもの遊び場部分をトンネルとし、樹齢200年を超えるケンポナシの古木や江戸時代から残る門や蔵などを迂回して通る案だ。同じく幅員11mで、昨年春に川井敏久市長の主導で市が提案した「暫定道路案」よりは南側に少しふくらむ形となっている。

関さん側は、地権者の関さん姉妹、関さんの森を育む会の代表、関さんの森エコミュージアムの代表、新道路案を中心となって策定した都市計画プランナーの井上赫郎さん、千葉大学大学院園芸学研究科の木下勇教授(都市計画・環境管理、松戸市景観アドバイザー)、弁護士らが出席。木下教授は千葉大園芸学部の学生らと製作した新道路案の模型を持参し、説明に臨んだ。

説明会は市側の希望で非公開で行われた。

市は新道路案の技術的な問題を細部にわたって質問したほか、都市計画変更に十分な理由があるかなどについてたずねた。

木下勇教授が千葉大園芸学部の学生と製作した新道路案の模型

▲木下勇教授が千葉大園芸学部の学生と製作した新道路案の模型

スペース

関さん側は、新道路案の是非だけでなく、これをたたき台にして実現可能なよりよい案にするため、今後話し合いを継続することを求めたが、市側は県とも話し合い、後日回答するとだけ答えた。

また市は強制収用の手続きについても、新道路案の検討と合わせて継続するという。

木下教授はこの説明会の後、川井市長あてに意見書を提出。関さんの森の公共的な価値の高さを説明し、都市計画の変更を行う意義が極めて高く新道路案を早急に検討すること、土地収用法の手続きを中止し、対話による解決につとめることを訴えた。

21日には千葉県弁護士会公害対策・環境保全委員会の弁護士数人が関さんの森を視察。後日意見書を公表するという。

スペース

関さんの森に人、人、人…

15日には第1回関さんの森エコミュージアム講演会「筒井迪夫氏講演と屋敷林を学ぶ会」が開催され、110人が関さんの森を訪れた。予想以上の来訪者で、関さん宅の門付近から行列ができていた。この日は、1時間ほどをかけて市の計画している道路の予定地にあたる庭や梅林、こどもの遊び場を見学。さらに屋敷林を見ながら、講演会の行われる幸谷公民館に向かった。初めて森を訪れた人が多いらしく、森の緑の豊かさに驚いている様子だった。筒井氏は東大名誉教授で「森林文化学」の提唱者。「幸谷」という地名や、森にある熊野権現の持つ意味などについて触れ、関さんの森の意義などについて話した。

関さんの森エコミュージアムでは、土、日、祝日の10時〜15時までスタッフが森を案内する体制をとっている。1日に数十人が見学に訪れるという。問い合わせは、1090・9365・9608武笠さんまで。

▲ バックナンバーメニューに戻る ▲


市が記念切手を発売

 

 

 

 

 

 

松戸市は10月1日より市制施行65周年記念切手「緑花清流−ふるさと松戸の創生−」=写真=を発売する。80円切手10枚1シートで1200円。松戸市ガイドマップが付いて1万200シートが限定販売。12月26日まで市内の各郵便局と市観光協会で販売されるほか、市のホームページでも1000シート限定で販売される(売り切れ次第終了)。

切手の絵柄は常盤平さくら通り、戸定邸、松戸花火、矢切の渡し、大谷口歴史公園など。

問い合わせは1366・7311市総務企画本部企画管理室。

▲ バックナンバーメニューに戻る ▲

スペース
スペース 市が記念切手を発売

稔台ふるさと祭り

 

スペース

御輿も勇壮に

来月4・5日 稔台で「ふるさと祭り」

スペース

稔台ふるさと祭り=写真=が10月4日と5日、稔台駅前の歩行者天国で行われる。同祭りは松戸駅周辺で行われる松戸まつりと同日に行われるが、地域のお祭りとして人気が高く、多くの来場者で賑わう。

同祭りの源泉は、戦後の稔台開村にまでさかのぼる。

GHQは、日本の軍国主義復活を恐れ、軍用地を復員兵や引き揚げ者に開放し、農地にしようとした。今の稔台には旧陸軍八柱演習場があり、ここに復員兵約60人が入植した。神主を呼んで鍬入れ式を行った日が昭和20年10月3日で、これが同祭りの起こりとなっている(現在では、毎年10月の第1土、日曜に行われる)。鍬入れ式は当時この地のシンボル的存在だった一本杉で行われた。一本杉は昭和40年代に枯れたが、一本杉があった場所は、現在稔台公園となっており、新しく植樹された杉と記念碑が立っている。軍の演習に使われた場所であったため、戦車や軍靴で土地が踏み固められており、鍬も入らず、入植者は大変苦労したという。

祭りの初日はみのり神社の神事で始まる。みのり神社はもとは弁財天をまつった小さな祠(ほこら)があり、清水が湧いていたという。現在では、稔台の人たちの手により小さいながらも立派な神社となっている。4日の午前10時から、神主が御輿に魂入れを行う。

稔台の御輿は本社御輿、婦人御輿、子供御輿、曳き山などがある。34人の会員でつくる「稔台睦」が、これらの祭典行事を支えている。祭典は浅草由来の江戸前の本格的なものだという。子供御輿と曳き山は4日午後2時から3時までと5日午前10時30分から11時30分まで、本社御輿と婦人御輿は4日午後6時から8時30分までと5日午後2時から5時まで巡行する予定。そのほか、稔台小、河原塚中のブラスバンド演奏や、かっぽれ、カラオケ大会などが行われるほか、模擬店も出店する。

稔台連合町会長の萩原茂和さんは、「戦後開村した稔台も、この土地で生まれ育った人が父親や母親になり、子どもを連れて帰ってくるようになった。本当の意味で『ふるさと祭り』になろうとしています」と話している。

同祭り(歩行者天国)は、4日は正午から午後9時まで、5日は午前9時から午後6時まで行われる。

【戸田 照朗】

▲ バックナンバーメニューに戻る ▲


「与謝野晶子を探して」

歌碑建立目指し、市民劇団がイベント

 

 

 

 

NPO法人松戸市民劇団(石上瑠美子理事長)が来月26日、市民劇場で「松戸の丘に与謝野晶子を探して」と題したイベントを開催する。

与謝野晶子(1878〜1942年)は、1924年(大正13)に県立高等園芸学校(現・千葉大園芸学部)を訪れ60首を詠んだ。歌は雑誌『明星』と『週刊朝日』に掲載され、後に歌集『瑠璃光』などに収められた。元市職員の宮田正宏さんがネット上で偶然「発見」し、同学部に伝えた。

市民劇団の石上理事長が代表となって晶子の歌碑を同学部内に建立しようと、「1000人の会」を立ち上げ、募金を呼びかけている。歌碑は同学部の100周年記念セレモニーに合わせて来年11月に除幕式を行う予定だ。

今回のイベントも歌碑の建立に向けて、気運を高めるのが目的。

第1部では、「歌集『瑠璃光』60首朗読パフォーマンス」と題して、石上さんを講師に朗読を研究している市民グループ「瑠璃の会」が晶子が詠んだ60首を朗読する(歌集名と会の名が一部共通するのは偶然だという)。

スペース
スペース 「第三者」の一場面

▲「第三者」の一場面

第2部では、晶子の孫で経済財政相の与謝野馨氏が基調講演を行う(総選挙の日程など政治状況によってはキャンセルの可能性あり)。晶子は与謝野氏が4歳の時に亡くなっている。

第3部では同劇団が、晶子が書いた戯曲「第三者」(約30分の短編)を上演する。

当時の文壇を騒がせた平塚らいてうと森田草平の心中未遂事件をモチーフに書かれた作品で、晶子本人と思われる主人公・國子、夫・鉄幹と思われる大学教授・関根、森田と思われる石田(関根の弟子)などが登場する。

舞台は、学生の野島と國子との会話から始まる。常識人・野島との会話の中で、愛に生きる國子の情熱と特異性が浮き彫りに。やがて、渦中の人である石田が訪ねてくる。國子は周囲の男性を振り回す小悪魔的な面を持つ女性だが、夫の関根だけには満たされぬ愛を感じている。

國子役の高梨美沙子さんは「かわいかったり、強かったりと振り幅が大きい性格で難しい。夫と子どもに恵まれながら、才能や自信があればあるほど切ない女の部分が見せられれば」と話していた。

【戸田 照朗】

▲ バックナンバーメニューに戻る ▲


遮光器土偶(青森県是川中居遺跡)

▲遮光器土偶(青森県是川中居遺跡)

スペース

博物館で企画展

 

 

 

 

市制施行65周年記念・市立博物館開館15周年記念特別展「縄文時代の東・西」が来月11日から12月7日まで開催される。

言語、風俗、嗜好、食品など、現在の東日本と西日本でさまざまな違いがあるように、縄文時代の遺跡にも東と西の出土品には多くの違いがある。その東西のほぼ真ん中に位置する松戸市には日本を代表する幸田、子和清水、貝の花貝塚をはじめとした縄文時代の出土品が多い。東西と松戸の特徴をさぐる。

スペース

展示資料は754点。うち重要文化財が248点展示される。

時間は、9時30分〜17時。休館日は毎週月曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)。観覧料は、一般300円、高校・大学生150円、小・中学生100円(常設展との共通券あり)。

【期間中の催し】

▼・記念講演会「東は東、西は西−東のごはん、西のパン」、11月3日、講師=東大名誉教授・藤本強氏

▼・歴史講演会「土偶のはなし」、10月26日、講師=文化庁文化財部美術学芸課・原田昌幸氏

▼・歴史講演会「縄文時代の装身具」、11月16日、講師=文化庁文化財部美術学芸課・土肥孝氏

※時間はいずれも13時30分〜15時、会場は市立博物館講堂、定員は各80人(抽選)、費用は無料、申し込みは、往復ハガキ(1人1枚)に住所、氏名(ふりがな)、性別、電話番号、希望講演会名を記入して〒270−2252松戸市千駄堀671市立博物館「各講演会」係へ。締め切りは・10月16日、・10月9日、・10月30日(必着)。

▼展示解説会 10月19日、11月2日・9日・23日の14時30分〜15時30分(特別観覧料が必要)。

問い合わせは、1384・8181市立博物館。

▲ バックナンバーメニューに戻る ▲


和名ヶ谷中が全日本吹奏楽コンクールに2年連続出場

和名ヶ谷中学校吹奏楽部

 

和名ヶ谷中学校吹奏楽部=写真=がこのほど、2年連続となる全日本吹奏楽コンクールへの出場を決めた。『吹奏楽の甲子園』といわれる同コンクールで和名ヶ谷中は昨年、最高位の金賞を受賞した。今年もその栄冠を、とコンクールに向け猛練習を続けている。

和名ヶ谷中は、昨年全国大会に出場したことから7月の県大会予選はシードとなった。続く県大会本選では金賞の2位、そして東関東大会では金賞の1位を受賞し、見事全国大会への切符を手にした。市内の中学校では、松戸第四中、新松戸北中も東関東大会へ出場したが、松戸第四中は金賞を受賞したものの上位3校に入れず、新松戸北中は銀賞で、両校とも全国にはあと一歩届かなかった。

吹奏楽部の顧問をつとめる上村二三子教諭は「予選から東関東大会まで演奏して、音は育ってきている、という感じはありました。どんどん良くなっていって、東関東が一番良かった。楽しく、本当にのびのびできました」と振り返る。

部長の梶原成海さん(3年)、副部長の野口美紀さん(同)も「(東関東では)ステージが楽しかった。これで全国へ行けなくても、全然悔いの残らない演奏ができました」と、全国への出場を決めた以上に、いい演奏ができたことを満足げに話す。

全国での目標は「金賞を目指していい演奏をしたい」(梶原さん)、「金賞を絶対獲りたい」(野口さん)。

和名ヶ谷中吹奏楽部が出場する「第56回全日本吹奏楽コンクール」は、来月18日に普門館(東京都杉並区)で開催される。部員56人(出場するのは49人)が一丸となり、伝統の普門館内に自分たちの音を響かせる。

【竹中 景太】

▲ このページのTOPへ ▲


定岡、後藤元選手が指導

読売さわやか野球教室

 

 

 

 

読売巨人軍OBが小学生を指導する「さわやか野球教室」(読売新聞東京本社、読売巨人軍、読売新聞千葉北部読売会松戸支部主催)が15日、松戸運動公園内野球場で開催され、少年球児約200人が特別コーチの定岡正二さん、後藤孝志さんから直接指導を受けた。

教室では、ベースランニング、キャッチボールの全体練習の後、投手・野手に分かれての指導がおこなわれた。投手を指導した定岡さんは、ボールの握り方から投球フォーム、下半身の使い方などを説明。その上で参加者一人ひとりの投球を確認して「ヒジが使えるようにボールはやさしく握り、投げる瞬間にだけ力を入れる。下半身の使い方は重要で、ベルトの下の方に重心をもっていく。ピンチになればなるほど、重心を下にもっていく意識を」などと指導した。

スペース
スペース 少年たちを指導する後藤孝志さん

▲少年たちを指導する後藤孝志さん

一方、野手を担当した後藤さんは、守備での捕球動作、バッティングフォームなどを指導した。バッティング練習では「プロの選手はボールを見るのではなく、ボールの回転を見ている。だから打てる。バッターボックスはボールを見るところではない、打つところ。全部のボールを打ちに行く、その気持ちを持って」などとアドバイスしていた。

この日の教室に参加し、投手指導を受けた西窪フェニックスの君島功海くん(6年)は「とてもわかりやすく教えてもらって、ボールの勢いが良くなった」、野手指導を受けた元山タイガースの森山達也くん(6年)は「プロの選手から知らないことをいろいろ教えてもらい、楽しかった。バッターボックスではいつも緊張していたけど、その緊張をほぐす方法を教えてもらったことが一番ためになった」と話していた。

【竹中 景太】

▲ バックナンバーメニューに戻る ▲


CoCoTの公開審査会

▲少年たちを指導する後藤孝志さん

スペース

寄付金で市民団体を支援

まるごと松戸ファンド

 

 

NPO法人コミュニティ・コーディネーターズ・タンク(通称CoCoT)がおこなっている「まるごと松戸ファンド」をみなさんはご存知だろうか。市内で活動する市民団体に助成をおこなうというもので、出資者は市民または事業所。市民等から寄付を募り、その寄付金を公開審査会などを経て、市民団体に助成するという新しい取り組みだ。この『民から民への支援システム』について、CoCoTに話をうかがった。

スペース

CoCoTは、市民活動団体の支援、課題解決をする人の応援、コーディネータースキルの開発と啓発などをおこなっているNPO法人で、矢切にある「まつど市民活動サポートセンター」の指定管理業務なども務めている。

今年から新たに始めた「まるごと松戸ファンド」もそうした取り組みの一環で、地域課題を自ら解決することを積極的に取り組む住民の自発的活動を促進することなどを趣旨としている。このファンドの大きな特徴のひとつは、事業に対して助成するのではなく、その市民団体が継続して活動をおこなえるように支援するというところ。事業単位ではなく、市民団体自体に助成することで、受け取った市民団体も自由にこの助成金を活用できるのだという。

また、「分野指定寄付」というものもあり、こちらは寄付者が寄付したい分野を指定し、CoCoTがその希望にあう市民団体をマッチングして助成をおこなうという。

CoCoTでは、今年3月にまつど市民活動サポートセンターで開催された「第5回NPO・市民活動見本市」で同ファンドの初めてとなる公開審査会を実施し、市内で活動する4つの市民団体に助成金をおくっている。

CoCoTの小山淳子副代表理事は「出す側、もらう側にもメリットのある事業に育てたいと思っています。自分では直接ボランティアできないけれど、そうした活動をおこなっている人を支援したい、または社会貢献したい、還元したいと思っている企業に活用してもらえれば」などと話していた。

問い合わせは、1366・8909 CoCoTまで。

【竹中 景太】

▲ バックナンバーメニューに戻る ▲


ドリームSが優勝

江戸川早朝野球

江戸川早朝野球は最終戦を待たずにドリームスターズが全勝で優勝を決めた。

 

●9回戦(7月13日)

プロス15−6ファミ

三 村5−0パワー

ドリー13−3メイツ

三ケ月7−0サンデ

●10回戦(7月20日)

ファミ11−8パワー

三ケ月9−3レイン

キング7−6三 村

P S10−0プロス

●11回戦(7月27日)

三 村7−4レイン

メイツ7−1P S

サンデ11−4プロス

ドリー10−4ファミ

●12回戦(8月10日)

三ケ月6−5キング

P S8−6三 村

レイン13−2パワー

メイツ9−2ファミ

●13回戦(9月7日)

ドリー7−0レイン

メイツ6−3プロス

●14回戦(9月14日)

サンデ7−1ファミ

キング8−2プロス

ドリー3−1P S

 

▲ このページのTOPへ ▲