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バックナンバータイトル655号
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道路建設の凍結求め

関さんの森 市民有志が署名活動

 

新松戸駅前で署名活動をする「考える会」の人たち

▲新松戸駅前で署名活動をする「考える会」の人たち

市内に残る貴重な緑である「関さんの森」を分断する道路計画(都市計画道路3・3・7号線)がここにきて再燃している問題で、市民有志が「幸谷のみどりと環境を考える会」を発足。道路問題は地域の環境にも大きな影響を与えることから、道路建設を凍結し、地域住民との話し合いを継続することを求めて署名活動を行っている。現在、約2000人分の署名が集まっており、近く川井敏久市長に届ける。署名活動は今後も継続するという。

【戸田 照朗】

関さんの森周辺図

▲関さんの森周辺図

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43年前の道路計画

都市計画道路3・3・7号線(横須賀紙敷線)は、43年前の昭和39年9月14日に計画決定(当時は2・1・4号=幸谷高塚線)し、起点、終点、幅員など6回の変更を経て現在まで残っている。

計画では、関さんの森に隣接する二ッ木・幸谷土地区画整理事業区域の中を通り、関美智子さん(71)宅の庭を通って新松戸方面に抜ける道路と接続する。

関さんの森と呼ばれる緑地は関さん宅の裏山だが、むつみ梅林、関邸、裏山が一つの緑地を形成しており、幅員18mの道路が193mにわたり緑地を分断して通ることになる。

久しく実質上の凍結状態が続いていた道路問題が再燃したのは、昨年暮れに川井市長が関さん宅を説得のために訪れてからだ。都市整備本部長と担当者が、今年2月15日に関さん宅を訪れ、変更案2案を示したが、2案とも生態系や古い建物の保護には影響が大きいとして、関さん側は受け入れなかった。

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地域の自然環境を守る運動は、関さんの父親の武夫さん(故人)らが作った「育森会」の時代から続いている。3・3・7号線についても、昭和51年12月に地下にトンネルを作って通す案を議会に陳情し採択されたが、実現には至らなかった。現在の案は地上を通るものになっている。

環境学習の貴重な森

「関さんの森」は、樹齢100年以上のスダジイやケヤキなどが生い茂る1・1haの森。関邸と梅林を合わせると、2ha余りの緑地となる。以前はフクロウも生息していたが、近年の周辺の環境の悪化などのため、いなくなってしまった。数年前にアオバズクの営巣が確認されるなど、市内に残る貴重な里山だ。スペース

スペース 関さんの森拡大図

この森を所有していた関さんら3姉妹は、市内の緑が減り行くなか、「森をそのまま永遠に残したい」と、平成7年に7埼玉県生態系保護協会にに寄付。「むつみ梅林」は、緑の存続を願いながら亡くなった美智子さんの妹さんの名前にちなんだものだという。翌平成8年には、森を維持管理するために、地域の人たちが集まって「関さんの森を育む会」を作り、自然観察と里山を維持するための作業を続けてきた。

また、関さんの森は多くの小、中、高校、大学や市民団体の自然体験・環境学習の場として利用されてきた、公共性の高い森だ(表参照=ここをクリック)。

関さん宅の庭には、古い蔵などの建物や樹齢200年という木々が生きている。関さんと、「関さんの森を育む会」では、これらの木々や歴史的建造物である蔵や門を、そのまま一つの風景として残そうという「エコ・ミュージアム」設立の計画を立てている。

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吹奏楽・合唱で全国へ

和名ヶ谷中・松戸第一中

 

和名ヶ谷中吹奏楽部

▲全日本吹奏楽コンクールに出場した和名ヶ谷中吹奏楽部

市内の中学校2校が今月、全国規模の音楽大会に出場する。一校は、20日に普門館(東京都杉並区)でおこなわれる「第55回全日本吹奏楽コンクール」に出場する和名ヶ谷中学校、もう一校は27・28日に岩手県民会館で開催される「第60回全日本合唱コンクール全国大会」に出場する松戸第一中学校だ。それぞれ県大会、関東大会を勝ち上がり、全国という大舞台で自分たちの演奏、合唱を披露する。

【竹中 景太】

和名ヶ谷中

和名ヶ谷中学校は、松戸第4中学校、柏市の酒井根中学校と並び、東葛地区を代表する吹奏楽実力校だ。昨年も全国規模の大会で上位入賞するなど活躍は目覚ましく、今年ついに『吹奏楽の甲子園』といわれる全日本吹奏楽コンクールへの出場を決めた。

同校吹奏楽部の部員は63人。一昨年、松戸第四中から赴任してきた上村二三子教諭が顧問をつとめている。コンクールには50人編成でのぞむが、そのうち1年生は16人。中学に入り、初めて楽器に触れたという部員も少なくないという。

8月におこなわれた県大会、9月の東関東大会でそれぞれ金賞を受賞し、なおかつ東関東大会で上位3校までに入り、全国への切符を手にした。昨年も東関東大会で金賞を受賞したが、その際は次点の第4位で全国へはあと一歩届かなかっただけに、全国大会への出場が決まった瞬間は「もう大変でした。保護者の方も含めて、大騒ぎ」(上村教諭)だったという。

部長の佐藤奈緒子さん(3年)、副部長の相澤早紀さん(同)は「県大会では納得のいく演奏ができず、悔しかった。でも、関東では良い演奏ができた。全国が決まった瞬間は、吠えるように喜びました。うれしかった」と話す。

さあ次はいよいよ全国大会。部員たちにとっては初の大舞台となるが、実は上村教諭は4年前、松戸第四中でこの舞台に立っている。「あのすばらしいステージで演奏できることがうれしかった。言葉ではいいあらわせない感動があった。この舞台に子どもたちを連れて行くことができる喜び。とにかく全部を出し切りたい。結果より、吹奏楽をやってきて良かった、そんな思いを子どもたちにもってもらいたい」。

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松戸第一中合唱部

▲全日本合唱コンクールに出場した松戸第一中

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松戸第一中

市立第一中学校は昨年、一昨年に続き、3年連続での全国大会への出場となる。しかも今年は、混声・同声と2部門での出場という快挙を達成。部員一丸となって、全国の舞台でその合唱を響かせる。

同校合唱部の部員は51人、うち男子は13人。当初、男子部員が少なかったため、8月の県大会には同声のみでの出場を考えていた。しかし、その1か月前、男子部員から「自分たちも出場したい」と思いが告げられ、そこから猛練習を重ねて、2つの部門で大会にのぞんだ。そして、9月の関東大会で見事、両部門とも金賞を受賞し、全国大会への出場を決めた。

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顧問の近松洋子教諭は同校に赴任して5年目。うち4度、この全国大会に子どもたちを導いている。昨年は、別の全国大会で最高位の文部科学大臣賞を受賞するなど、一中を強豪校に育て上げた。その秘訣を訪ねたが「いや特にありません。まだまだです」とだけ話す。ただ「全国へ行きたいだけでなく、常にいい音楽をしたい、という気持ちが大事」という。

しかし、今年は初めての2部門での出場ということで、少し勝手が違うようだ。「混声と同声はまったくの別物。特に同声は、ハモリやすいだけにミスが目立ちやすく、合唱の要求度も高い。混声もまだまだ全国へ行くレベルになっていない。もう1度、一からやり直して練習し、全国にのぞみたい」と近松教諭。

部長の手塚瑞木さん(3年)は「県大会の時は合唱が雑で、関東ではそれより丁寧にできたが勢いがなかった。賞もとりたいけど、何よりいい合唱をしたい」と話していた。

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東部小で子ども寄席

松戸法人会主管「落語租税教室」

「落語租税教室」が2日、落語家の金原亭世之介さんを迎えて市立東部小学校で開催された。

同教室は松戸法人会(丸山佳延会長)が主管し、松戸税務署管内(松戸、流山、鎌ヶ谷市)から各市2校を選定し行われているもの。日本の伝統芸である落語に触れる機会を児童に提供するとともに、税の大切さについても理解を深めてもらうことが目的。

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子ども寄席で熱演する金原亭世之介さん

▲子ども寄席で熱演する金原亭世之介さん

世之介さんは、「子ども寄席」では児童があきないように、やさしい落語(こばなし)を披露。体を大きく動かしながら、児童の笑いをさそった。また、世之介さんは日本太鼓にも造詣が深く、おばけが出てくる時のドロドロという音を太鼓で出すなどして、その効果の面白さを披露した。さらに、租税の話では会場となった体育館の中を歩き、近い距離から子どもたちに税について質問。「みんなが勉強している小学校の授業が無料で行われるのも、税金のおかげなんだよ」などと税の大切さを話した。

世之介さんは1957年東京都清瀬市生まれ。高校卒業後、10代目金原亭馬生に入門。92年に真打昇進。90年度NHK新人落語コンクール最優秀賞などを受賞している。

【戸田 照朗】

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優勝したトリプレッタA

▲優勝したトリプレッタA

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トリプレッタAが優勝

京葉ガス杯少年サッカー

京葉ガス杯争奪第23回松戸市少年サッカー大会が先月23日と29日、主水江戸川河川敷サッカー場と松戸市運動公園競技場を会場に開催され、決勝でトリプレッタAが常盤平Aを3−0で破り優勝した。3位決定戦では矢切Aが六実Aを9−3で破り、3位に入った。

小学3年生以下の児童を対象に、8人制サッカーで行われる同大会。今年は、32チームが参加して行われた。

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佐藤真海選手が新南小を訪問

パラリンピック目指すアスリートと児童が交流

北京パラリンピックを目指している義足のアスリート、佐藤真海(まみ)選手が2日、新松戸南小を訪問し、子どもたちと交流を行った。

佐藤さんと同小児童との交流は、今年で3年目。最初は「福祉教育」の一環として始まったが、福祉教育の範疇(はんちゅう)を越えて、子どもたちとの心の交流が続いているという。今年は昨年まで交流してきた6年生から5年生に交流が引き継がれ、ドッジボールなどをして遊んだほか、給食も共にした。

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児童から手作りの表彰を受ける佐藤真海選手

▲児童から手作りの表彰を受ける佐藤真海選手

佐藤さんは、宮城県出身の25歳。中学、高校時代は陸上競技をしていたが、早稲田大学に進学後は応援部チアリーダーズに在籍。2年生の時に骨肉腫に冒され、右足下を失い、義足となった。

しかし、スポーツへの情熱は冷めず、2年後にアテネパラリンピックの陸上競技・走り幅跳びに出場。9位(3m95)に入った。05、06年には、パラリンピックワールドカップに出場。それぞれ4位(4m14)、3位(4m11)に入賞した。

子どもたちは、佐藤さんが病気から立ち直り、アテネパラリンピックに出場するまでを書いた著書「ラッキーガール」を読んでおり、どうしてそんなに明るく前向きに生きられるのか、などの質問をしていた。佐藤さんは周囲の人の支えの大きさなどについて話した。

また、子どもたちは「笑顔が素敵で賞」「勇気をもってがんばったで賞」などの賞を佐藤さんに贈り、手作りの表彰台やメダル、賞状で励ました。

佐藤さんは、北京パラリンピック出場をかけて今月20、21日に大阪で行われる「2007ジャパンパラリンピック陸上競技大会」に出場する。

【戸田 照朗】

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江戸川早朝野球結果

江戸川早朝野球は終盤戦に。11月第2週の最終戦まで残り5週となった。7日の試合ではドリームスターズがキングライオンに快勝、首位を奪還した。最終戦まで目の離せない首位争いが続きそうだ。7日までの試合結果は次の通り。

 

●13回戦(8月19日)

メイツ10−9三 村

レイン6−4ドリー

サンデ7−0パワー

キング15−1プロス

●14回戦(8月26日)

P S11−1パワー

プロス14−7ファミ

メイツ7−4三ケ月

サンデ4−3レイン

●15回戦(9月2日)

パワー6−4プロス

三ケ月7−1P S

ドリー7−5ファミ

キング9−1三 村

●16回戦(9月23日)

ファミ11−2パワー

ドリー11−2プロス

レイン9−3三ケ月

メイツ6−6P S

●17回戦(10月7日)

ドリー5−0キング

三 村4−1サンデ

レイン13−1メイツ

P S9−7ファミ

 

 

 

 

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