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バックナンバータイトル651号

松戸を「浴衣の似合う街」に

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松戸宿夏まつり開催ロゴ2 松戸宿夏まつり開催ロゴ

松戸駅周辺にぎやかし推進協議会(中山政明会長)では、「松戸宿夏まつり」と題して、来月4日から12日まで「なごみ市」や「ゆかたでNIGHT」などを企画。4日の「松戸花火大会」や、3・4日の「東口盆踊り(プラーレ屋上で開催)」、9・10日の「松戸宿坂川献灯まつり」とも連携して「松戸の夏」を盛り上げようとしている。

【戸田 照朗】

松戸花火大会

▲恒例となった松戸花火大会には15万人の人出がある

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松戸駅周辺地区のイメージアップと活性化、にぎわいの創出などを目的に、水辺と歴史とにぎわいの中に「なごみ」を感じる街・松戸を目指して昨年9月に組織された同協議会。松戸駅東西周辺の7つの商店会と駅前にある伊勢丹、プラーレ、ボックスヒル、イトーヨーカドーの4つの大型店、聖徳大学のボランティアグループ「聖徳ピーシーズ」(2面参照)が参加している。地元の商店会と大型店が協力して街おこしのための協議会を立ち上げたのは、今回が初めてという。

同協議会主催の初のイベントは、昨年のクリスマスシーズンに展開した「松戸クリスマスファンタジー2006」。松戸駅西口デッキ上に「光るバルーンコアラサンタ」を設置。大抽選会などを実施した。今回の「松戸宿夏まつり」は、この「松戸クリスマス〜」に続く第2弾。

来月4日の「松戸花火大会」は夏の風物詩としてすっかり定着。毎年15万人もの人出がある。この15万人に再び松戸に足を運んでもらい、松戸の夏を満喫してもらおうというものだ。

同協議会のコンセプトのひとつでもある「なごみ」をキーワードに、浴衣で訪れたくなる街を様々な形で演出する。

来月4日から12日まで行われる「なごみ市」では、期間限定の商品を提供したり、参加店で買い物をすると素敵なプレゼントが。また、浴衣で買い物をした人には特典があるという。

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期間中は、松戸駅周辺の呉服店で、浴衣の着付けサービスも行われる予定(予約制)。

伊勢丹前広場では坂川献灯まつりの開会イベントやサマースペシャルライブ、プロのカメラマンによる浴衣姿の撮影、オープンカフェなどが開催される。また、西口デッキ上に大提灯を設置。街路灯に「松戸宿」の提灯をつけて、雰囲気を盛り上げる。3・9・10日の3日間は、ふれあい中通りと高砂通りを歩行者天国とし、オープンカフェも設置するという。

参加店の詳しい情報などは、「なごみ市マップ」に掲載され、来月1日から各店や、4日の松戸花火大会で配付される。

 

松戸宿坂川献灯まつり

来月9日と10日の2日間、旧松戸宿坂川沿道一帯(伊勢丹松戸店先を松戸神社方向、松龍寺先まで)で、すくも塚観音四万六千日「松戸宿坂川献灯まつり」が開催される。

観音様の縁日として知られる「四万六千日」には各地で、「ほうずき市」「とうもろこし市」などが開かれている。松龍寺境内にある「すくも塚観音」も、江戸時代より松戸宿の人々の信仰を集め、「とうもろこし市」は夏の風物詩として今なお地域に受け継がれている。

坂川の護岸整備が一応の完成を迎えたこと、松戸宿ゆかりの行事を盛り上げていこうとする地元の気運が高まったことなどから、昨年開催された同まつりは、大変好評を博した。日没頃から坂川沿いおよそ500メートルにわたって行われた「坂川端大献灯とうろう流し」は美しく幻想的だった。松龍寺境内にも多数の行灯や提灯が並ぶ。今年も従来からの「とうもろこし市」のほかに「カヌー体験乗船」「松戸小うた・坂川小うた踊りコンテスト」「ゆかたコンテスト」「新選組松戸隊演武」「献奏・太鼓くらべ」「縁日屋台いろいろ」などの開催を予定している。

なお、来場者も実費500円で献灯に参加できるとのこと。

同まつりは、両日とも午後3時頃から9時頃までの開催。問い合わせは、1362・5253松戸宿坂川献灯まつり実行委員会。

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スペース 松龍寺境内に飾られた美しい灯籠

▲松龍寺境内に飾られた美しい灯籠(松戸宿坂川献灯まつり)

 

坂川を下る灯籠

▲坂川を下る灯籠(松戸宿坂川献灯まつり)


聖徳大の「聖徳ピーシーズ」

ボランティアでゴミ箱再生

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ゴミ箱にペイント作業をするピーシーズのメンバー

▲ゴミ箱にペイント作業をするピーシーズのメンバー

 

聖徳大学のボランティアグループ「聖徳ピーシーズ」(野村弥生代表)が、松戸駅デッキ上のゴミ箱の再生に取り組んでいる。新たにペイントなどを施し、再生したゴミ箱は今月10日の午前中に、駅東口のデッキ上に再設置される。

聖徳ピーシーズは、少子高齢化、消費生活等の状況変化に対し、中心市街地のイメージアップ、活性化を図り、経済の活力の向上にソフト面から寄与することなどを目的に、昨年11月に発足。メンバーは同大学有志約20人で、「松戸駅周辺にぎやかし推進協議会」にも参加し、同協議会が昨年おこなったクリスマスイベントなどで活動をおこなってきた。今回のゴミ箱再生も、同協議会でデッキ上のゴミ箱が汚い、という意見が出されたのが発端で、それにピーシーズが「わたしたちがきれいにします」と手を挙げ、取り組みが始まった。

6月1日に駅前の商店主らの協力のもと、東西デッキ上のゴミ箱12基を撤去。破損部分などを修理した後、同大学内に持ち込み、ペイント作業がおこなわれた。ペイントのデザインは、ピーシーズのメンバーで話し合い、コアラをモチーフにすることで決定。缶を入れるゴミ箱にはそのコアラに缶を持たせるなど、分別しやすいように、ゴミの種別ごとにイラストを施した。

代表の野村さん(2年)は「子どもたちが集まってくるようなゴミ箱にしようと、デザインにコアラを取り入れました。今回の事業は、松戸駅周辺にぎやかし推進協議会で提案されたもの。今後は、自分たちの企画でまちの活性化につながるような取り組みをしたい」と話していた。なお、ピーシーズでは今年度、松戸駅周辺の「まちマップ」のようなものを作成する予定という。商店会・大学・松戸市、産学官連携によるまちおこしが活発化してきている。

【竹中 景太】

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市ジュニアソフト

ウイングスが優勝

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市ジュニアソフトで優勝したウイングス

 

松戸市ジュニアソフトボール連盟(藤咲安男会長)主催による、市長旗争奪「第63回松戸市ジュニアソフトボール連盟大会」(松戸よみうり新聞社後援)の決勝トーナメントが先月24日、新松戸西小グラウンドで行われ、ウイングス(南リーグ1位)=写真=が決勝で六実ひまわり(同2位)を2−1で破り優勝した。ウイングスの優勝は、前身の殿平賀南、小金ウイングス時代を含めて8回目。

準決勝でウイングスは松五・緑ヶ丘(北リーグ1位)を6−1で下し、六実ひまわりは城町(同2位)を8−4で下して決勝に進出した。

決勝は、1点を争う好ゲーム。ウイングスは2回裏に荻原怜司くん(5年)のタイムリーなどで1点を入れると、3回裏にも1点を追加。守っては、ここまで1人で投げ抜いてきたエースの鈴木泰祐くん(6年)が、粘りのピッチング。折からの雨と疲労、手のマメをつぶしたために、制球が乱れ、ランナーをためる場面も見られたが、要所をしめて4回までを無失点でしのいだ。一方、六実ひまわりは度々ランナーを3塁まで進めたが、「あと1本」が出ず、最終回の5回表に1点を返して意地を見せたが、あと1歩及ばなかった。

ウイングス主将の山下祐治くん(6年)は、「守備でリズムを作って、点をとるチーム。きょうもピッチャーがよくがんばってくれた。試合が終わった時は、うれしくて目頭が熱くなった」と話していた。

鈴木くんは、いつもはコントロールがいい投手だという。「手が痛くて、序盤は悪かったが、気を入れなおして、最後はよくなった。優勝が決まって、相手チームにあいさつしたとき、うれしくて、ちょっと泣いてしまいました」。鈴木くんは、MVP賞に選ばれた。

赤井清監督(70)は、「上出来でした。優勝はしたいと思ったが、確信はなかった。体の小さな子たちばかりで小粒ですが、練習で強くなったチーム。うれしいの一言です。監督30年目にして70歳。くぎりのいいところで優勝できました」と話していた。

決勝トーナメントの結果と個人賞は次の通り(敬称略)。

▼準々決勝

城 町8−0竜房台

六実ひ3−1古ヶ二

ウイン8−0稔 台

松五緑6−1わかば

▼準決勝

六実ひ8−4城 町

ウイン6−1松五緑

▼決勝

ウイン2−1六実ひ

▼優勝=ウイングス ▼準優勝=六実ひまわり ▼第3位=城町子ども会、松五・緑ヶ丘

▼最優秀選手(MVP)賞=鈴木泰祐(ウイングス) ▼敢闘賞=根岸諒(六実ひまわり) ▼優秀投手賞=佐藤康平(竜房台子ども会)、小泉純(古ヶ崎二丁目)、鈴木泰祐(ウイングス)、三ツ木和広(松五・緑ヶ丘) ▼ホームラン王賞=表憲佑(あじさい・イーグルス)、井木澤祐貴(千駄堀フェニックス)、坂井拓磨(相模台)、岩田大樹(横須賀ソフトボール) ▼得点王賞=山崎義人(わかばソフトボール)、浅野翔平(中金杉子供会)、田中嗣穏(ウイングス)、藤井昌也(松五・緑ヶ丘)

【戸田 照朗】

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市が認知症サポーター養成

松戸市認知症講演会(認知症サポーター養成講座)が、さきごろ市民会館で開催された。
認知症サポーターとは、認知症の正しい知識や認知症の人への接し方を分かってもらい、自分にできる範囲で認知症の人や家族を温かく見守る理解者・応援者のこと。「養成講座」となっているが、「資格」などの類ではなく、約1時間程度の講演を聞けば、だれでも「サポーター」と認定される。啓蒙活動と言っていい事業だ。
「認知症サポーター100万人キャラバン」が全国展開されており、千葉県でも1月末現在で4503人が養成されている。松戸市でも今年と来年の2年間で5000人のサポーター養成を目標にしているという。
講演会では、「養成講座」のほかに認知症対策のモデルとして福岡県大牟田市の取り組みや、松戸市の認知症予防についての講演なども合わせて行われた。

【戸田 照朗】

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