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バックナンバータイトル650号

参院選公開討論会 開催

立候補予定者の政治姿勢を生で

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来月22日に予定されていた参議院選挙は、国会が12日間延長されたため、1週間延びて29日に投開票が行われることになった(来月12日公示)。今回の選挙は、いわゆる「消えた年金問題」などで、有権者の関心も高まりつつある。そうしたなか、市民有志で運営する「公開討論会を開く会」(丸山孝子代表)では、今月28日午後6時30分から、市民劇場ホールで「参議院千葉選挙区・立候補予定者による公開討論会」を開催する。立候補予定者の意見を直接聞く貴重な機会として、同会では多くの市民の参加を呼びかけている。

【戸田 照朗】

同会は選挙の際「政策と人柄で候補者を比較検討する」最良の機会である公開討論会の公正・中立な開催を通して、地域の政治的・社会的課題への関心を高め、投票率の向上へ寄与することを目的として2000年に結成された。同年の衆院選から、知事選や昨年の松戸市長選などでも公開討論会を開き、有権者が立候補予定者の政策理念や人柄などに直接触れる機会を提供してきた。今回が13回目となる。

参院選千葉選挙区の定員は3人。今回は、先月末現在の立候補予定者8人に出席を要請。青木かずみ(社民党)、浅野ふみ子(共産党)、岩渕美智子(国民新党)、加賀谷健(民主党)、長浜博行(同)、ほんま進(無所属)の各立候補予定者からは出席の回答を得た。石井準一(自民党)、しらすか貴樹(同)の2人の立候補予定者とは交渉を続けているという。

討論会では、・外交・防衛問題、・行財政改革(年金問題を中心に)、・少子化対策(教育・社会福祉)、・千葉選挙区関連(食の安全・安心、食料自給率アップ)、・各立候補予定者が重要と考えるテーマなどについて討論が行われる予定。コーディネーターは、同会会員で松戸青年会議所元理事長の山田達郎氏が務める。

同会代表の丸山さんは「討論会のタイトルを〈どうする日本! どうなる日本! 一緒に考えましょう〉としたように、現在の日本は、憲法論議や格差問題、年金改革、教育問題など様々な問題があり、大きな岐路にさしかかっていると思います。政治不信は官僚や政治家だけが悪いのではなく、私たち有権者の無関心も原因の一つになっているのではないでしょうか。投票率も下がっています。公開討論会が、棄権をせずに投票所に向かうきっかけになってくれれば」と話していた。

ちなみに、松戸市の2004年の前回参院選の投票率は、51・89%、05年の千葉県知事選は38・16%、06年の松戸市長選は34・44%だった。

【どうする日本! どうなる日本! 一緒に考えましょう 参議院千葉選挙区・立候補予定者による公開討論会】

▼日時=6月28日e、18時30分〜20時40分(18時開場)

▼会場=松戸市民劇場ホール(松戸駅西口徒歩5分)

▼入場料=無料

▼問い合わせ=1090・9846・6943丸山孝子

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今年はもっと怖い

萬満寺で「怪談」再び

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昨年、萬満寺本堂で行われた「小泉八雲 怪談」

▲昨年、萬満寺本堂で行われた「小泉八雲 怪談」

 

朗読芝居「小泉八雲 怪談 其の弐」が来月21日、午後7時から馬橋の萬満寺(青野逸堂住職)本堂で開催される。

昨年7月に森優子さん、小松久仁枝さん、大越恭子さんの3人が出演して同寺で行われた朗読芝居「小泉八雲 怪談」が予想を上回る好評。早くから「来年も」という声があがっていたという。今年の出演は森優子さん、ゲストに岩瀬弥永子さん、特別出演として鹿島信哉さんを迎える。

芝居を企画したのは森さんと構成の鈴木之彦さんで作る「Officey&y」。今年の演目は「因果ばなし」「幽霊瀧の伝説」「食人鬼(じきにんき)」「破られた約束」の4話。いずれも小泉八雲の「怪談」からの出典で、公演時間は約1時間。森さんは、「話の内容が昨年より怖い。今年は男性の声が加わることで、さらに迫力のあるものにできそう」と話す。

森さんは、テレビアナウンサーを経て丸山由利亜さんが主宰する「語りと音楽の会」に入会し、舞台朗読でも活躍してきた。来月14日には、船橋市芝山の「ぎゃらりぃ風趣」(1047・461・1592)で夏の朗読ライブ「智恵子抄」(高村光太郎)、「杜子春」(芥川龍之介)を行う。

岩瀬さんは、元四国放送アナウンサーで森さんの同僚だった。現在は地元徳島でラジオ番組キャスターや朗読活動を中心に活躍している。NPO日本朗読文化協会公認講師。今回は、徳島から数回、練習のために松戸に来て、準備を進めてきた。

鹿島さんは昭和30年に堀川弘道監督の東宝作品「あすなろ物語」に13歳で主役でデビューしたという大ベテラン。俳優座養成所13期生。昨年「Officey&y」企画の翔び出す立体朗読「明るい太宰治」に出演。現在公開中の映画「日本の青空」にも出演している。

【朗読芝居 小泉八雲 怪談 其の弐】

▼日時=7月21日g午後7時開演(6時30分開場)

▼場所=萬満寺本堂(JR馬橋駅東口徒歩3分)

▼入場料=前売り1800円、当日2000円(当日券は売り切れの場合あり。要事前確認)

▼問い合わせ=FAXで1348・4315(森)か、1365・7358(鈴木)へ(いずれも電話兼用)。連絡先を明記ください。折り返しご連絡します。

※入場は中学生以上の方とさせていただきます。

【戸田 照朗】

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マラソンでパトロール

上本郷二小の中原耕平校長

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マラソンをしながらパトロールする中原校長

▲マラソンをしながらパトロールする中原校長

 

明るいペイントのトイレ

▲明るいペイントのトイレ

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上本郷第二小学校に今年4月着任した中原耕平校長(57)は、前任の常盤平中学校で陸上部の顧問をつとめてきた。その自慢の足で、上二小では着任以来、児童の下校時に学区内をマラソンし、周辺のパトロールにつとめている。

当初は、Tシャツに短パンという姿でマラソンしていたが、保護者から「(校長先生を知らない人から)怪しい人に思われる」という意見が出された。そこで、保護者のひとりが「上二小パトロール」と書かれた蛍光色のビブスを用意し、現在ではそのビブスを着用して走っている。

「常盤平中では教頭をしながら陸上部の顧問をつとめ、子どもたちと走っていました。上二小に来て、急に走らなくなるのも健康上、あまりよくないと考え、パトロールを兼ねたマラソンをしようと考えたんです。子どもたちともふれあえるし、保護者にも喜んでもらっています」と中原校長。

「さようなら」「気をつけて帰るんだよ」と児童に呼びかけながら走っているといい、中には、一緒に走ってついてくる児童もいるという。「そういう場合は、走ってついてくるのは危ないから、立ち止まって子どもたちと話をするようにしています」。

中原校長がマラソンするのは、出張で学校にいない時を除いてほぼ毎日。40〜50分をかけて、学区内2周、約10キロを走っている。中原校長は「この周りはけっこう坂が多くて、思っていたより大変。いい運動にはなりますけどね」と話す。

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上二小の学区内でも不審者情報はあるという。そういった情報がある場所は重点的にパトロールするようにしているといい、また低学年の児童の下校時も特に注意をして走っているという。

「これまでの教員生活は中学校で、小学校はこの上二小が初めて。子どもたちは本当にかわいい。子どもたちとふれあういい機会としても、これからもマラソンは続けていくつもりです」。緑色のビブスを着て、今日も中原校長は走りながら子どもたちの安全を見守っている。

明るいトイレ

「これまでの教員生活は中学校で、小学校はこの上二小が初めて。子どもたちは本当にかわいい。子どもたちとふれあういい機会としても、これからもマラソンは続けていくつもりです」。緑色のビブスを着て、今日も中原校長は走りながら子どもたちの安全を見守っている。

【竹中 景太】

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不審者の侵入に備え

小中学校教諭を対象に防犯訓練

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さす股を使って不審者を取り押さえる訓練

▲さす股を使って不審者を取り押さえる訓練

 

市内の小・中学校の教職員を対象にした「防犯訓練講習会」が13日、柿ノ木台公園体育館でおこなわれ、松戸警察署・松戸東警察署の署員から、校内へ不審者が侵入した際の対応、さす股の扱い方など、万が一に備えての防犯対策が伝授された。

この講習会は、市内の犯罪状況や不審者等への対応を研修し、市内小・中学校教職員の危機管理能力や意識の高揚を図り、児童生徒の安全確保を目指すことを目的に、3年前より、年1回のペースでおこなわれているもの。この日も、各小・中学校の安全主任が署の署員から「松戸市内の犯罪情勢について」「不審者への対応について」の講話があった後、実技講習として実際にさす股を用いて不審者を取り押さえるなどの対応訓練を実施。手に刃物をもった不審者が侵入してきたことを想定し、4〜5人ほどのグループでさす股を使って、不審者を取り押さえるまでを実践した。

不審者役は松戸署の署員がつとめ、本物さながらに「おい」「おら」などと恫喝しながら、さす股を手にした参加者の方へ。参加者は、さす股で不審者の足や腰を引っかけ、倒れさせて確保するまでを実習したが、なかなか倒れさせられなかったり、不審者から刃物を取り上げるのが遅かったりと、悪戦苦闘するグループも。

参加した教職員からは「にらまれながら向かってこられるとこわかった。さす股も思いのほか重かった。でも必死になると、それどころじゃなくて、重さも忘れた」といった声も聞かれた。

なお、この日の両警察署の説明によると、これまで市内の学校に不審者が侵入してきたケースはないが、県内では今年に入り3件、そうした事案が発生しているという。また、市内の学校でも学区内など周辺での不審者情報はあるという。

【竹中 景太】

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きょう決勝トーナメント

市ジュニアソフト

松戸市ジュニアソフトボール連盟(藤咲安男会長)主催による、市長旗争奪「第63回松戸市ジュニアソフトボール連盟大会」(松戸よみうり新聞社後援)はリーグ戦が終了。きょう新松戸西小グラウンドで行われる決勝トーナメントに進出する各リーグ上位2チームが出そろった。

東リーグでは竜房台が1位、わかばが2位、西リーグでは、古ヶ崎二丁目が1位、稔台が2位、南リーグではウイングスが1位、六実ひまわりが2位、北リーグでは松五・緑ヶ丘が1位、城町が2位に入った。

17日までの試合結果は次の通り。

大会5日目(6月10日)

▼東リーグ
竜房台2−1大 畑
あじさ6−2秋 山

▼西リーグ
稔 台13−0金ヶ作
古ヶ二4−2つくし

 

▼南リーグ
古ヶS7−4常盤東

▼北リーグ
松五緑6−0城 町

大会6日目(6月17日)

▼東リーグ
わかば8−2南花島
たんぽ3−0秋 山
南花島3−1大 畑
竜房台6−1あじさ
秋 山11−10わかば

▼西リーグ
陣ヶ前7−3金ヶ作
稔 台3−1中金杉

 

▼南リーグ
ウイン10−0南部キ
相模台4−3古ヶS
さつき8−1常盤東
ウイン6−0相模台

▼北リーグ
横須賀18−0しろあ
松五緑10−0馬橋中
城 町2−1横須賀
火の見10−0しろあ

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市の乳幼児医療費助成

「就学前まで」に拡大

開会中の市議会6月定例会の一般質問で、川井敏久市長が12日、乳幼児医療費助成制度における通院医療費の助成対象を今年10月から、現行の「4歳未満」から「就学前まで」に拡大する方針を示した。松政クラブの杉山由祥市議の質問に対する答弁で明らかにした。

同制度は、乳幼児の保健対策の充実と保護者の経済的不安の解消などを目的に、各市町村が都道府県から補助を受けて実施しているもの。乳幼児が医療機関にかかる際の医療費の助成などをおこなう同制度だが、その助成対象や支給方法、自己負担金の有無などは市町村によってさまざま。

例えば、近隣では市川や流山、船橋市は助成対象が「就学前まで」なのに対し、柏市は現在の松戸市と同じ「4歳未満」となっている(平成19年4月1日現在)。

市では先の市議会3月定例会で川井市長が来年4月から助成対象を「就学前まで」に拡大たすることを表明しており、今回の答弁はそれをさらに前倒しして実施する方針を示す形となった。

今回の助成対象の拡大により、今年度は1億円強の負担増になることを見込んでいるが、来年度からの医療保険制度の改正により、自己負担2割の対象が3歳未満児から就学前児童まで拡大されること、千葉県も今年10月から市町村に対する助成を「2歳児まで」から「3歳児まで」に拡大することから、市の負担もそれほど大きいものにはならないという。

【竹中 景太】

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