市が待機児童対策

元山、上本郷駅に保育施設

松戸市の待機児童対策の一環として、新京成電鉄元山駅と上本郷駅の駅舎内に今月1日、0~2歳児を預かる小規模保育事業施設がオープンした。駅舎内にこうした保育施設ができるのは県内初という。

オープンした元山駅なのはなルームの写真▲オープンした元山駅なのはなルーム

元山駅に開園したのは「金ヶ作保育園元山駅なのはなルーム」。同駅ビル3階部分、広さ107・72平方メートル。事業実施者は社会福祉法人新和福祉会(渋谷八江子理事長)で、月曜から土曜の午前7時から午後7時まで開所(延長保育含む)。定員は19人。

一方、上本郷駅舎内に開園したのは「ピッコリーノ保育園」(施設面積246・13平方メートル)で、事業実施者は社会福祉法人菊光会(佐々木翠理事長)。開所時間(延長保育含む)は月曜から土曜の午前7時30分から午後7時30分まで(土曜のみ午後6時まで)、定員18人。

いずれも市が開設を許可し、運営法人が新京成電鉄から駅ビルの一部を借り受けて、市からの補助金等を活用して運営する。

1日に行われた「なのはなルーム」の開園式には、本郷谷健次市長、新京成電鉄の笠井孝悦社長らが出席。この日から同園に通う子どもたちへ、笠井社長から記念品などが贈呈された。

なのはなルームを利用する母親からは「通勤で使っている駅なのですごく助かる」「この園は2歳までなので3歳からどうするかを考えなければいけないが、それまでは安心して働ける」などといった声が聞かれた。